On Wed, May 26, 2021 at 8:08 PM IIJIMA Hiromitsu <delmo****@denno*****> wrote: > > でるもんた・いいじまです。 > > > 元木です。 > > > 今のガイドライン自体が 2000年前後に議論されたものなので、 > > その後、世の中の翻訳ガイドラインもだいぶ変化してきていると思います。 > > ですね。日本でも国語審議会が答申を出していたと思います。 > > > > 引き数: 間にひらがなの「き」を含める表記に違和感。 > > 個人的にはどちらにも抵抗感はありませんが、 > > 世の中の傾向はどちらが多いのでしょうか。 > > 私自身としては「き」ありに強い違和感を覚えます。 > もちろん、ただ単にその書き方で通している文献に当たったことがないというだけのことですが。 > さすがに昭和ではありませんが平成になったばかりのころ、MS-DOSの時代には「ひきすう」で仮名漢字変換をしても「引数」が出てこなかった(ので辞書登録して使っていた)という曖昧な記憶があります。 ここは、一定数の人が「引き数」に違和感を感じて、「引数」に同様の意見がなければ、 昔のものにこだわっても仕方ないので、変更していくのがいいと思います。 それが健全だと思います。 > > > > ユーザ: 語末の長音符号がない点に違和感。 > > > 日本語で発音する際には誰しも「ユーザー」と伸ばして発声する。 > > 最近は「ユーザー」のように表記する場合が多いですね。 > > 電機業界、通信学会などでは長音記号なしが多いことが当初の用語選択に > > 影響しているのでしょう。 > > その手の学会の旧来のガイドラインでは、元の英語が -r で、発音が曖昧音の /r/ になるものは日常語としての日本語の表記法、あるいは実際の日本語話者の発音、に関わらずその部分の音引きを徹底的に省く、という方針を立てていました。 > > …で、この風潮に国語審議会がNOを突き付けて、たぶんマイクロソフトあたりもそれを受けて日本語向けのガイドラインを見直したのだと思いますが、それでたとえば「マイ コンピュータ」が「マイ コンピューター」になったりした、と。 > > 「ユーザ」に関しては個人的には、どちらがいいのか決めかねています。 人それぞれ気になるところはありますよね。 自分が一番決めかねているのは -y 系です。 「セキュリティー」「ユーティリティー」とかは長音付きが多いかなと思う一方、 「ディレクトリ」「リポジトリ」とかは長音なしが多いような気がしています。 英語だと伸ばす感じはまったくないので、伸ばすのは少し違和感を感じますが、許容範囲です。 それ以上に、そもそもどちらが一般的なのかよくわからないです。 > > > # 旧訳 po ファイル個別箇所 > > > > 主に訳注、バージョン差異、補足情報の過多に関するものと受け取りました。 > > 私自身は、訳注については、原文の誤りといったレベル以外では使わない方針です。 > > 説明が足りない場合は、そもそも原文の英語の方の修正を働きかけるべきという > > 考えを持っています。 > > まあ…それはそうなんですが、原文の改善完了まで翻訳作業を中断するわけにもいかないですし、情報を送っても採択される保証はない(極端な話、「Xという英単語を見ればその部分がAじゃなくてBの意味なのは自明でしょ?」ともなりうる)ので、一旦は訳注コミの翻訳を出しておいて、それと同時並行でフィードバックをかけておく、というのが無難だと思います。 もちろん、そうです。いいじまさんが書いていることはすんなり入ってきました。 基本スタンスを書いたまでで、説明が足りなくて意味が理解しずらいのは、 原文の誤り(ひどい言い方なら欠陥?)に近いので、訳注をつけておけばいいと思います。