TANAKA Takuji
KXD02****@nifty*****
2013年 3月 20日 (水) 23:06:14 JST
ttkです。 現在のXdvik-jp には、 graphics.sty, graphicx.styの\rotatebox{}, \scalebox{}への対応が含まれています。 最初の著者は渡辺 毅さんで、↓がオリジナルのようです。前世紀ですね。歴史を感じます。 http://xdvi.sourceforge.jp/old/msg00062.html その後メンテナンスされており、若干の異同はありますが、 渡辺さんオリジナルの主要部分はそのまま現在まで引き継がれている模様です。 [1] bug fix, コードの修正 今回、動作確認を進めたところ、いくつか不具合が見つかり、 少々いじってみたところ、修正可能であることがわかりました。 現在のpxdvi (xdvik-jp)のコードでは、"Show PS and Bounding Boxes"モードのときの "Bounding Box"が正しく描かれないケースが多いですが、かなり直りました。 下記gitoriousリポジトリの先端は、私が修正したコードが入っています。 pxdvi: https://gitorious.org/xdvik-japanese-patch-cleanup xdvi (non-ptex): https://gitorious.org/~ttk/xdvik-japanese-patch-cleanup/ttks-xdvik-japan-non-ptex ご興味のある方は、ぜひお試しください。 [2] rotatebox, scalebox patchのxdvik projectへの投稿 graphics.sty, graphicx.styの\rotatebox{}, \scalebox{}への対応は、 非日本語のユーザーにも有益と思います。 せっかくの成果が、14年間も世界のユーザーに伝わっていないのは 実にもったいない話です。 xdvik projectへ取り込んでもらえるよう、働きかけてみます。 もし取り込んでもらえれば、xdvik-jp patchがぐっと小さくなるはずです。 [3] 既知の問題点 ↓こういうとき、epsの図の表示位置がずれてしまいます。 \rotatebox{60}{\rotatebox{60}{\includegraphics{box-xdvi-s.eps}}} \rotatebox{60}{\rotatebox{60}{\scalebox{0.10}{\includegraphics{box-xdvi-l.eps}}}} \scalebox{0.10}{\rotatebox{25.5}{\includegraphics{box-xdvi-l.eps}}} ↓こういうときは、図の表示位置もbounding boxの表示位置もうまくいきます。 \rotatebox{15}{\rotatebox{15}{\includegraphics{box-xdvi-s.eps}}} \rotatebox{15}{\rotatebox{15}{\scalebox{0.10}{\includegraphics{box-xdvi-l.eps}}}} \scalebox{0.10}{\rotatebox{-25.5}{\includegraphics{box-xdvi-l.eps}}} この対策は、私の手には負えませんでした。 チャレンジされたい方がいらっしゃればぜひお願いします。 余談: http://xdvi.sourceforge.jp/old/msg00062.htmlのコード部分を読むのに、 久しぶり(10年ぶり以上?)にuudecodeを使いました。 なんと懐かしい。