Naoki Kurosawa
n-kur****@nri*****
2004年 2月 6日 (金) 01:01:46 JST
黒澤です。 いろいろとお待たせしておきながら、さらにのんびりペースかもしれませんが、 まずは意思決定におけるスタンスを考えておきたいと思います。 ■その1 「ちょろりと使ってみようと思えばさらりと書けて動くこと」 もうちょっと分かりやすくいえば、 詳しいことを良く知らなくても、Strutsの使い方をある程度知っていれば 簡単に使えて、T-Strutsの機能がその裏で稼動しているというような。 ■その2 「少しずつ学んでいけること」 何か一つ新しい機能を使おうと思ったとき、 それを使うにはあれもこれも同時に知らなくてはならない、という状態にしない。 ■その3 「普通の使い方が最も簡単な書き方になるようにすること」 「普通」の判断が難しいところですが、これはみんなで議論しましょう。 一般的なニーズを満たすための定義・コーディングをするための方法が、 最も手数が少なくなるようにします。 ■その4 「それでいて、凝ろうと思えばどこまでも細かくいろんなことができること」 理解すればするほど ・細かい調整ができ、 ・細かいニーズを満たすことができ、 ・チューニングをしていける こと。 全部まとめると、 「小さく初めて大きく育てられること」 「普通の使い方が最も簡単な使い方であること」 かなぁ。 きっとこれは本家Strutsの設計者さんの思想でもあると思うんですよね。 で、ここがTurbineの人たちと噛み合わないところかなと。 Turbineは、DefaultAction, DefaultPage, Default…、Default… という具合で、 「拡張できるのよー、拡張して使ってねー」の 押し売りだなぁと感じたんですよ。見てて。 その2のあたりもTurbineはいまいちですね。 使おうと思ったら知らなきゃならないことがたくさん。 Conceptsのページが長いのがその証拠。前はもっと長かった。 余談は置いておいて、どう思いますか? 意見とか、追加とか、削除とかお願いします。 私が入れるか入れないか迷っているのは、 「システムを作っていくうえで、やっておいたほうがいいことを やらないといけないように強制する」 たとえば、 ・ログはログ文言を直接logメソッドに渡すんじゃなくて、 IDとメッセージの定義をしておいて、IDをlogメソッドに渡すように するべき という慣例というか、お作法があったとして、 それを強制するために、logメソッドにはIDしか渡せないようにしてしまう、 とか。 「やっておいたほうがいいことを、簡単にやれるようにしておく」 というのはあるんですが、「強制する」というのはまた別の話ですしね。 黒澤はそれが例え良いことだとしても、何かを人に強制されると やりたくなくなっちゃったりするタイプなので、迷うんですねー。