長南洋一
cyoic****@maple*****
2018年 2月 17日 (土) 10:46:32 JST
長南です。 例によって、訳に自信のない部分をこちらから質問します。 ○ 「オプション」セクションの最初の段落の最後: If no expression is given, the expression -print is used (but you should probably consider using -print0 instead, anyway). また、式が一つも指定されていない場合は、-print が式として使用される (もっとも、いかなる場合でも、-printの代わりに -print0 の使用を考えた方が 多分よいだろうが)。 この anyway がうまく訳せません。前回はあえて省略しました。今回は、 COD に "in any case" という説明が載っていたので、「いかなる場合でも」 としてみたのですが、強すぎる気がします。「どうせなら」というのも 考えましたが、ずれているような。何かよい案はないでしょうか。 ○ -Olevel の最適化レベル 2: If you use the -fstype FOO predicate and specify a filesystem type FOO which is not known (that is, present in `/etc/mtab') at the time find starts, that predicate is equivalent to -false. なお、-fstype FOO という述語を使った場合に、find の起動時に 既知になっていない (すなわち、`/etc/mtab' に存在しない) ファイルシステムのタイプ FOO を指定すると、-fstype FOO は -false と同じことになる。 意味的には (that is, not present in '/etc/mtab') だろうと 取ったのですが、ほかの考え方はないでしょうか ○ 検査 -executable の説明: Matches files which are executable and directories which are searchable (in a file name resolution sense). T 実行可能なファイルや (ファイル名解決をする際に) 検索可能なディレクトリに マッチする。 "in a file name resolution sense" を直訳すれば、「ファイル名解決の 意味で」「ファイル名解決的な意味で」「ファイル名解決的に」なんでしょうが、 何を言っているのかよくわかりません。「ファイル名解決的な意味で」などを、 「ファイル名解決をするときの点検方法で見たときに」と読者に解してもらえれば、 だいたい正確なんでしょうが、そう読んでもらえるかどうか。 そこで、すこしずれているのは承知で、「ファイル名解決をする際に」としました。 さらに原稿提出後、「ファイル名解決をする際の」と直し、さらに「ファイル名 解決の見地から見て」という訳をひねり出しました。今では、この最後のものが いくらかましではないかと思っていますが、もっと適切な訳があったら、お教えください。 ○ 「履歴)」セクションにある、ある機能がいつ実装されたかの表: Feature Added in Also occurs in -newerXY 4.3.3 BSD -D 4.3.1 ........ -exec ... + 4.2.12 POSIX ........ この一行目のヘッダですが、前回の訳では適当な日本語が思いつかず、英語のままに しておきました。今回も同様です。何か適当な日本語がないでしょうか。 「機能、追加(実装)、採用」なんてのを思いつきましたが、イマイチです。 英語のままでよいのかもしれません。 -- 長南洋一