KJでの関数の呼び出しの方法は、以下のように行います。
「てすと」と表示。
このように、
[(引数)(助詞)...](関数名)。
の形式で関数を呼び出します。なでしこと違い、行の最後の「。」は必須です。また、「。」は「.」や「;」や「;」でも構いません。
関数のパラメータを指定するには、日本語ライクのプログラムコードを確保するため、助詞を使います。ただ、全ての関数において好き勝手な助詞を使ってよいというわけではなく、関数によって使える助詞が決められています。どの助詞が使えるかについては、それぞれの関数の項を参照してください。
助詞としては、以下のものがあります。また、変数名や関数名などに助詞を使用することは出来ません。
と を は の とは
日本語プログラミング言語「なでしこ」では、1種の引数を表現するのに複数の助詞を用いることができます。KJでも、なでしことの互換性を最大限確保するために、なでしこのように1種の引数で複数の助詞を使用することが出来ますが、その助詞に今後のバージョンアップで新たな機能を追加する可能性を考慮し、コンパイラは、推奨されていない助詞を使用しているときに警告を出します。これは、将来この関数をアップデートする場合に、指定された助詞が違った意味で使われるようになる可能性を示唆しているのであって、それまでは問題なくコンパイルすることができます。
例えば、
「あいうえお」と言う。 #推奨されている助詞「と」 「あいうえお」を言う。 #推奨されていない助詞「を」で、コンパイラは警告を出す