[Ultramonkey-l7-users 284] Re: UltraMonkeyでのIP透過について

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Shinya TAKEBAYASHI takeb****@oss*****
2010年 1月 26日 (火) 16:10:51 JST


稲垣 さま


  竹林です.
> >   L4 であれば,NAT モードでも DSR でもリアルサーバ側まで
> > ソース IP アドレス(クライアントの IP アドレス)が渡ります.
> ワンアーム、ツーアーム構成でも変わらないということでしょうか?

  ワンアーム構成(同一セグメント)での NAT 設定では,ソース IP アドレスを
残すことはできません.
  これは TCP/IP の通信方式に起因する制約です.
  UltraMonkey-L7 を使用した場合と同じです.
  
  ワンアーム構成でソース IP アドレスを残したい場合は,
DSR モードを使用する必要があります.
  
  BIG-IP と同様に,ワンアーム構成の NAT モードでは LB サーバに
SNAT の設定を行う必要があるのですが,SNAT を実施した時点で TCP ヘッダ上の
ソース IP アドレスが LB サーバのものとなるため,リアルサーバにパケットが
到着した段階でクライアントのソース IP アドレスは失われた状態となります.

  ツーアーム(別セグメント)構成では,リアルサーバ側とクライアント側の
ネットワークを物理・論理的に分割しリアルサーバのデフォルトゲートウェイを
LB サーバに設定することで,通常のルーティングのような見せ方を
することができるため,ソース IP アドレスを残すことができるのです.

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Shinya TAKEBAYASHI 

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