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2014年 12月 8日 (月) 02:24:13 JST
Index: docs/perl/5.20.1/perlvar.pod diff -u docs/perl/5.20.1/perlvar.pod:1.2 docs/perl/5.20.1/perlvar.pod:1.3 --- docs/perl/5.20.1/perlvar.pod:1.2 Mon Oct 20 22:31:05 2014 +++ docs/perl/5.20.1/perlvar.pod Mon Dec 8 02:24:13 2014 @@ -85,9 +85,8 @@ スカラ変数です。 これらの変数は Perl によって特別な用途のために予約されていますが、 C<^_> (コントロール-下線またはキャレット-下線)で始まるものは例外です。 -C<^_> で始まるコントロール文字名は Perl の将来のバージョンで -特別な意味を持つことはありません; 従ってこれらの名前はプログラム中で安全に -使用できます。 +C<^_> で始まるコントロール文字名は Perl の将来のバージョンで特別な意味を +持つことはありません; 従ってこれらの名前はプログラム中で安全に使用できます。 但し、C<$^_> そのものは I<予約されます>。 =begin original @@ -100,9 +99,9 @@ =end original -数字、コントロール文字、句読点で始まる Perl の識別子は -C<package> 宣言の効果から逃れて、常に C<main> パッケージにあるものとして -扱われます。さらに以下のものも逃れます: +数字、コントロール文字、句読点で始まる Perl の識別子は C<package> 宣言の +効果から逃れて、常に C<main> パッケージにあるものとして扱われます。 +さらに以下のものも逃れます: ENV STDIN INC STDOUT @@ -260,7 +259,7 @@ =end original -デフォルトが STDIN である C<-t> を除く全てのファイルテスト(C<-f>, C<-d>) 。 +デフォルトが STDIN である C<-t> を除く全てのファイルテスト(C<-f>, C<-d>)。 L<perlfunc/-X> を参照してください。 =item * @@ -284,8 +283,7 @@ =end original -C<foreach> ループでの他の変数が補われなかった場合のデフォルトの -繰り返し変数。 +C<foreach> ループでの他の変数が補われなかった場合のデフォルトの繰り返し変数。 =item * @@ -950,8 +948,7 @@ =end original -記憶法: コンマ (構文上の添え字区切り文字) は -セミ−セミコロンなのです。 +記憶法: コンマ (構文上の添え字区切り文字) はセミ−セミコロンなのです。 =item $a @@ -997,8 +994,7 @@ =end original -As of v5.18.0, both keys and values stored in C<%ENV> are stringified. -(TBT) +v5.18.0 から、C<%ENV> に補完されたキーと値の両方は文字列化されます。 my $foo = 1; $ENV{'bar'} = \$foo; @@ -1014,8 +1010,7 @@ =end original -Previously, only child processes received stringified values: -(TBT) +以前は、子プロセスのみが文字列化された値を受け取っていました: my $foo = 1; $ENV{'bar'} = \$foo; @@ -1031,9 +1026,8 @@ =end original -This happens because you can't really share arbitrary data structures with -foreign processes. -(TBT) +これは、外部プロセスと本当に任意のデータ構造を共有することができないために +起きます。 =item $SYSTEM_FD_MAX @@ -1102,10 +1096,9 @@ 配列 C<@INC> には、C<do EXPR>, C<require>, C<use> によってライブラリファイルを 探すときに評価する場所のリストが納められています。 -初期状態では、コマンドラインスイッチ B<-I> の引数と -デフォルトの Perl ライブラリディレクトリ (おそらく -F</usr/local/lib/perl5>) とカレントディレクトリを表わす -"." を順につなげたものです。 +初期状態では、コマンドラインスイッチ B<-I> の引数とデフォルトの +Perl ライブラリディレクトリ (おそらく F</usr/local/lib/perl5>) と +カレントディレクトリを表わす "." を順につなげたものです。 (C<-T> か C<-t> によって汚染チェックが有効の場合は、"." は追加されません。) 実行時にこれを変更する必要がある場合は、マシン依存のライブラリも正しく 読み込むために C<use lib> を使うべきです: @@ -1451,10 +1444,9 @@ C<$SIG{__DIE__}> で示されるルーチンは 致命的な例外がまさに投げられようとするときに呼び出されます。 エラーメッセージは最初の引数として渡されます。 -C<__DIE__> フックから戻ると、 -例外処理はフックがなかったかのように再開されますが、 -フックルーチン自体が C<goto &sub>、ループ終了、C<die()> によって -終了した場合を除きます。 +C<__DIE__> フックから戻ると、例外処理はフックがなかったかのように +再開されますが、フックルーチン自体が C<goto &sub>、ループ終了、 +C<die()> によって終了した場合を除きます。 C<__DIE__> ハンドラは呼び出し中は明示的に無効になりますので、 C<__DIE__> ハンドラから die できます。 C<__WARN__> も同様です。 @@ -1471,12 +1463,11 @@ =end original -実装上の不具合により、C<$SIG{__DIE__}> は eval() の中でも -呼び出されます。これを、C<$@> の待っている例外を書き換えたり、 +実装上の不具合により、C<$SIG{__DIE__}> は eval() の中でも呼び出されます。 +これを、C<$@> の待っている例外を書き換えたり、 C<CORE::GLOBAL::die()> を上書きするのに使わないでください。 -この奇妙な行動は将来のリリースで修正される予定なので、 -C<$SIG{__DIE__}> は当初の目的通り、 -プログラムが終了するときにのみ呼び出されるようになります。 +この奇妙な行動は将来のリリースで修正される予定なので、C<$SIG{__DIE__}> は +当初の目的通り、プログラムが終了するときにのみ呼び出されるようになります。 その他の用途は非推奨です。 =begin original @@ -1491,12 +1482,12 @@ =end original C<__DIE__> と C<__WARN__> のハンドラは一つの点で非常に特別です: -パーザによってエラー(であろうもの)を報告するために呼び出されることがある +パーサによってエラー(であろうもの)を報告するために呼び出されることがある ことです。 -このような場合、パーザは不安定な状態になっているかもしれないので、 +このような場合、パーサは不安定な状態になっているかもしれないので、 ハンドラから Perl コードを評価しようとするとセグメンテーションフォールトが 発生するかもしれません。 -Perl のパーズ中の警告やエラーは、以下のように非常に注意して扱うべきです; +Perl のパース中の警告やエラーは、以下のように非常に注意して扱うべきです; require Carp if defined $^S; Carp::confess("Something wrong") if defined &Carp::confess; @@ -1513,10 +1504,10 @@ =end original -一行目は、I<パーザが C<ハンドラ> を呼び出したのでなければ> -Carp を読み込みます。 -C<二行目> は、Carp が使えるならバックとレースを表示して die します。 -三行目は Carp が使えないときにのみ実行されます。 +一行目は、パーサが C<ハンドラ> を I<呼び出したのでなければ> C<Carp> を +読み込みます。 +C<二行目> は、C<Carp> が使えるならバックとレースを表示して die します。 +三行目は C<Carp> が使えないときにのみ実行されます。 =begin original @@ -1529,7 +1520,8 @@ 例外ハンドラの中で C<$^S> を使おうなどとは考えてもいけません。 現在の実装の C<$SIG{__DIE__}> は面倒を引き寄せ、エラーの追跡を困難にします。 -これの代わりに C<END{}> を使うか、CORE::GLOBAL::die をオーバーライドしてください。 +これの代わりに C<END{}> を使うか、CORE::GLOBAL::die を +オーバーライドしてください。 =begin original @@ -1554,7 +1546,8 @@ =end original -プログラムを実行開始した時刻を、紀元 (1970年の始め) からの秒数で示したものです。 +プログラムを実行開始した時刻を、紀元 (1970年の始め) からの秒数で +示したものです。 ファイルテスト B<-M>、B<-A>、B<-C> で返される値は、この値に基づいています。 =item $PERL_VERSION @@ -1569,7 +1562,8 @@ =end original -C<version> オブジェクトとして表現される revision, version, subversion。 +C<version> オブジェクトとして表現される Perl インタプリタの +revision, version, subversion。 =begin original @@ -1620,9 +1614,8 @@ =end original -実行する Perl インタプリタが古すぎる場合に終了する便利な方法に -ついては C<use VERSION> と C<require VERSION> のドキュメントを -参照して下さい。 +実行する Perl インタプリタが古すぎる場合に終了する便利な方法については +C<use VERSION> と C<require VERSION> のドキュメントを参照して下さい。 =begin original @@ -1664,8 +1657,7 @@ この変数が真の値にセットされると、Windows での C<stat()> はファイルを オープンしようとはしません。 これは、このファイルへの追加のハードリンクが存在する場合、リンクカウントを -決定できませんし、ファイル属性が古いものになるかもしれないことを -意味します。 +決定できませんし、ファイル属性が古いものになるかもしれないことを意味します。 一方、ファイルを開かないので、(特にファイルがネットワークドライブにある 場合は)大幅に高速です。 @@ -1759,9 +1751,8 @@ =end original -C<$^X> の値をファイルのパス名として使うのは安全ではありません; -実行ファイルに固定の接尾辞があり、コマンドの起動時には接尾辞が不要な OS も -あるからです。 +C<$^X> の値をファイルのパス名として使うのは安全ではありません; 実行ファイルに +固定の接尾辞があり、コマンドの起動時には接尾辞が不要な OS もあるからです。 C<$^X> の値をパス名に変換するには、以下のコードを使ってください: =begin original @@ -1796,9 +1787,9 @@ =end original -多くの OS が Perl のプログラムファイルのコピーを作って、コピーに -パッチを当て、それを実行するための読み込み権限を全員に与えているので、 -セキュリティ意識のある Perl プログラマは C<$^X> で参照されているコピーではなく、 +多くの OS が Perl のプログラムファイルのコピーを作って、コピーにパッチを当て、 +それを実行するための読み込み権限を全員に与えているので、セキュリティ +意識のある Perl プログラマは C<$^X> で参照されているコピーではなく、 インストールされている perl を起動するように気をつけるべきです。 以下のコードはこの目的を達成し、コマンドとして起動したりファイルとして 参照するためのパス名を作成します。 @@ -1897,6 +1888,8 @@ =head3 Performance issues +(性能問題) + =begin original Traditionally in Perl, any use of any of the three variables C<$`>, C<$&> @@ -1908,13 +1901,12 @@ =end original -Traditionally in Perl, any use of any of the three variables C<$`>, C<$&> -or C<$'> (or their C<use English> equivalents) anywhere in the code, caused -all subsequent successful pattern matches to make a copy of the matched -string, in case the code might subsequently access one of those variables. -This imposed a considerable performance penalty across the whole program, -so generally the use of these variables has been discouraged. -(TBT) +Perl では伝統的に、C<$`>, C<$&>, C<$'> (または C<use English> での +等価物) をコードのどこかで使うと、コードが引き続いてこれらの変数に +アクセスするかもしれないので、引き続くすべての成功したパターンマッチングで +マッチングした文字列のコピーを作ります。 +これはプログラム全体に対してかなりの性能上の負荷を掛けるので、、一般的に +これらの変数の使用は非推奨です。 =begin original @@ -1924,10 +1916,9 @@ =end original -In Perl 5.6.0 the C<@-> and C<@+> dynamic arrays were introduced that -supply the indices of successful matches. So you could for example do -this: -(TBT) +Perl 5.6.0 では、マッチングに成功したインデックスを提供する C<@-> と +C<@+> 動的配列が導入されました。 +それで、たとえばこのようにできます: $str =~ /pattern/; @@ -1946,10 +1937,9 @@ =end original -In Perl 5.10.0 the C</p> match operator flag and the C<${^PREMATCH}>, -C<${^MATCH}>, and C<${^POSTMATCH}> variables were introduced, that allowed -you to suffer the penalties only on patterns marked with C</p>. -(TBT) +Perl 5.10.0 で C</p> マッチング演算子フラグと C<${^PREMATCH}>, +C<${^MATCH}>, C<${^POSTMATCH}> 変数が導入され、C</p> でマークされた +パターンのみが負荷を被るようにできるようになりました。 =begin original @@ -1959,10 +1949,8 @@ =end original -In Perl 5.18.0 onwards, perl started noting the presence of each of the -three variables separately, and only copied that part of the string -required; so in -(TBT) +Perl 5.18.0 以降では、perl は三つの変数を別々に存在に注意するようになり、 +必要な部分文字列のみをコピーするようになりました; 従って、次の場合はza $`; $&; "abcdefgh" =~ /d/ @@ -1973,9 +1961,8 @@ =end original -perl would only copy the "abcd" part of the string. That could make a big -difference in something like -(TBT) +perl は文字列のうち "abcd" の部分のみをコピーします。 +これは次のようなものとは大きな違いになります $str = 'x' x 1_000_000; $&; # whoops @@ -1989,10 +1976,9 @@ =end original -In Perl 5.20.0 a new copy-on-write system was enabled by default, which -finally fixes all performance issues with these three variables, and makes -them safe to use anywhere. -(TBT) +Perl 5.20.0 では新しいコピーオンライトシステムがデフォルトで有効になり、 +これらの変数に関する性能問題はすべて最終的に修正され、これらをどこで使っても +安全になりました。 =begin original @@ -2001,9 +1987,8 @@ =end original -The C<Devel::NYTProf> and C<Devel::FindAmpersand> modules can help you -find uses of these problematic match variables in your code. -(TBT) +C<Devel::NYTProf> と C<Devel::FindAmpersand> のモジュールは、コード中に +これらの問題のあるマッチング変数の使用を探す助けになります。 =over 8 @@ -2051,9 +2036,8 @@ =end original -最後に成功したパターンマッチでマッチした文字列 (現在の -BLOCK で囲まれた BLOCK や C<eval()> で隠れている部分でのマッチは -勘定に入れません)。 +最後に成功したパターンマッチでマッチした文字列 (現在の BLOCK で囲まれた +BLOCK や C<eval()> で隠れている部分でのマッチは勘定に入れません)。 =begin original @@ -2062,9 +2046,8 @@ =end original -See L</Performance issues> above for the serious performance implications -of using this variable (even once) in your code. -(TBT) +この変数を(一度でも)使うことによる重大な性能の問題については前述した +L</Performance issues> を参照してください。 =begin original @@ -2101,8 +2084,7 @@ =end original -See L</Performance issues> above. -(TBT) +前述した L</Performance issues> を参照してください。 =begin original @@ -2115,9 +2097,8 @@ Perl v5.18 以前では、パターンが C</p> 修飾子付きでコンパイルまたは実行された 場合にのみ定義された値を返すことが保証されます。 -In Perl v5.20, the C</p> modifier does nothing, so -C<${^MATCH}> does the same thing as C<$MATCH>. -(TBT) +Perl v5.20 では、C</p> 修飾子は何もしないので、C<${^MATCH}> は C<$MATCH> と +同じです。 =begin original @@ -2148,9 +2129,8 @@ =end original -最後の成功したパターンマッチ (現在のBLOCK で囲まれた -BLOCK や eval() に隠れている部分でのマッチは勘定に入れません) で -マッチした部分の前の文字列。 +最後の成功したパターンマッチ (現在のBLOCK で囲まれた BLOCK や eval() に +隠れている部分でのマッチは勘定に入れません) でマッチした部分の前の文字列。 =begin original @@ -2159,9 +2139,8 @@ =end original -See L</Performance issues> above for the serious performance implications -of using this variable (even once) in your code. -(TBT) +この変数を(一度でも)使うことによる重大な性能の問題については前述した +L</Performance issues> を参照してください。 =begin original @@ -2198,8 +2177,7 @@ =end original -See L</Performance issues> above. -(TBT) +前述した L</Performance issues> を参照してください。 =begin original @@ -2212,9 +2190,8 @@ Perl v5.18 以前では、パターンが C</p> 修飾子付きでコンパイルまたは実行された 場合にのみ定義された値を返すことが保証されます。 -In Perl v5.20, the C</p> modifier does nothing, so -C<${^PREMATCH}> does the same thing as C<$PREMATCH>. -(TBT) +Perl v5.20 では、C</p> 修飾子は何もしないので、C<${^PREMATCH}> は +C<$PREMATCH> と同じです。 =begin original @@ -2245,9 +2222,8 @@ =end original -最後の成功したパターンマッチ (現在のBLOCK で囲まれた -BLOCK や eval() に隠れている部分でのマッチは勘定に入れない) で -マッチした部分に続く文字列。 +最後の成功したパターンマッチ (現在のBLOCK で囲まれた BLOCK や eval() に +隠れている部分でのマッチは勘定に入れない) でマッチした部分に続く文字列。 例: =begin original @@ -2269,9 +2245,8 @@ =end original -See L</Performance issues> above for the serious performance implications -of using this variable (even once) in your code. -(TBT) +この変数を(一度でも)使うことによる重大な性能の問題については前述した +L</Performance issues> を参照してください。 =begin original @@ -2308,8 +2283,7 @@ =end original -See L</Performance issues> above. -(TBT) +前述した L</Performance issues> を参照してください。 =begin original @@ -2322,9 +2296,8 @@ Perl v5.18 以前では、パターンが C</p> 修飾子付きでコンパイルまたは実行された 場合にのみ定義された値を返すことが保証されます。 -In Perl v5.20, the C</p> modifier does nothing, so -C<${^POSTMATCH}> does the same thing as C<$POSTMATCH>. -(TBT) +Perl v5.20 では、C</p> 修飾子は何もしないので、C<${^POSTMATCH}> は +C<$POSTMATCH> と同じです。 =begin original @@ -2391,9 +2364,8 @@ =end original -最近のマッチングに成功した検索パターンのうち、一番最近に閉じられた -使われたグループ(つまり、一番右の閉じかっこのグループ)にマッチングした -テキスト。 +最近のマッチングに成功した検索パターンのうち、一番最近に閉じられた使われた +グループ(つまり、一番右の閉じかっこのグループ)にマッチングしたテキスト。 =begin original @@ -2533,8 +2505,7 @@ B<注意:> C<%-> and C<%+> は最後に成功した正規表現と関連付けられた共通の 内部ハッシュと tie されたビューです。 -従って、C<each> 経由で混ざった反復アクセスを行うと、予測不能の結果と -なります。 +従って、C<each> 経由で混ざった反復アクセスを行うと、予測不能の結果となります。 同様に、最後に成功したマッチングを変更すると、結果は驚くべきものとなります。 =begin original @@ -2741,8 +2712,7 @@ B<注意:> C<%-> and C<%+> は最後に成功した正規表現と関連付けられた共通の 内部ハッシュと tie されたビューです。 -従って、C<each> 経由で混ざった反復アクセスを行うと、予測不能の結果と -なります。 +従って、C<each> 経由で混ざった反復アクセスを行うと、予測不能の結果となります。 同様に、最後に成功したマッチングを変更すると、結果は驚くべきものとなります。 =begin original @@ -2823,8 +2793,7 @@ =end original -どれくらい正規表現の最適化を行い、どれくらいのメモリを利用するかを -制御します。 +どれくらい正規表現の最適化を行い、どれくらいのメモリを利用するかを制御します。 デフォルトではこの値は 65536 で、512kB の一時キャッシュに相当します。 この値を大きくすると、大きなものとマッチングするときに速度を重視して多くの メモリを使います。 @@ -3160,8 +3129,7 @@ B<-i> を使ってその場修正を行っているときに、現在開いている出力ファイルを 示す特殊ファイルハンドルです。 -たくさんの挿入をする必要があるときに C<$_> を修正し続けたくない場合に -有用です。 +たくさんの挿入をする必要があるときに C<$_> を修正し続けたくない場合に有用です。 B<-i> オプションについては L<perlrun> を参照してください。 =item IO::Handle->output_field_separator( EXPR ) @@ -3249,8 +3217,7 @@ C<$.> へ代入することでカウンタの値を修正できますが、これは実際にシーク ポインタを動かすことはありません。 -I<C<$.> をローカル化してもファイルハンドルの行カウンタは -ローカル化されません>。 +I<C<$.> をローカル化してもファイルハンドルの行カウンタはローカル化されません>。 代わりに、現在 C<$.> がどのファイルハンドルへのエイリアスかという情報が ローカル化されます。 @@ -3318,9 +3285,8 @@ 入力レコードセパレータで、デフォルトでは改行文字。 これは Perl での「行」とは何か、ということに影響を与えます。 -空文字列に設定されると、空行をセパレータとして扱うことを -含めて、B<awk> の変数 RS のように働きます -(空行はスペースやタブを含んでいてはいけません)。 +空文字列に設定されると、空行をセパレータとして扱うことを含めて、B<awk> の +変数 RS のように働きます(空行はスペースやタブを含んでいてはいけません)。 複数文字の区切文字を示すために、文字列を設定することもできます; また、 ファイルの最後まで読み込むために undef を指定することもできます。 この変数に C<"\n\n"> を設定すると、空行が続く場合において、 @@ -3382,9 +3348,8 @@ =end original これは $fh から 32768 文字を超えないようにレコードを読み込みます。 -もしレコード指向のファイルを読み込まない場合 -(あるいは OS がレコード指向ファイルを持たない場合)、 -読み込み毎にデータのチャンク全部を取り込みます。 +もしレコード指向のファイルを読み込まない場合(あるいは OS がレコード指向 +ファイルを持たない場合)、読み込み毎にデータのチャンク全部を取り込みます。 もしレコードがセットしたレコードサイズより大きい場合、 レコードの部分を取り込みます。 レコードサイズを 0 以下にセットしようとするのは廃止予定で、 @@ -3398,10 +3363,9 @@ =end original -As of 5.19.9 setting C<$/> to any other form of reference will throw a -fatal exception. This is in preparation for supporting new ways to set -C<$/> in the future. -(TBT) +5.19.9 から、C<$/> にその他の形式のリファレンスを設定すると致命的エラーが +投げられます。 +これは将来 C<$/> を設定する新しい方法に対応する準備です。 =begin original @@ -3510,19 +3474,16 @@ =end original -0 以外に設定されると、 -その時点で選択されている出力チャネルを -直ちにその場でフラッシュし、 -さらに write や print を行なうごとに、強制的にフラッシュします。 -デフォルトでは 0 となっています -(チャンネルが実際にシステムによってバッファリングされているかどうかは -関知しません。C<$|> は Perl が明示的に毎回書き込みの後に -フラッシュするかどうかのみを示します)。 +0 以外に設定されると、その時点で選択されている出力チャネルを直ちにその場で +フラッシュし、さらに write や print を行なうごとに、強制的にフラッシュします。 +デフォルトでは 0 となっています(チャンネルが実際にシステムによって +バッファリングされているかどうかは関知しません。 +C<$|> は Perl が明示的に毎回書き込みの後にフラッシュするかどうかのみを +示します)。 STDOUT は通常では、端末への出力時には行バッファリング、 それ以外ではブロックバッファリングであることに注意してください。 -これは、Perl のスクリプトを rsh 配下で実行して、 -実行状況を確認したい場合のように、パイプやソケットに出力するときに特に -便利でしょう。 +これは、Perl のスクリプトを rsh 配下で実行して、実行状況を確認したい +場合のように、パイプやソケットに出力するときに特に便利でしょう。 これは入力バッファリングには何の影響も与えません。 出力チャネルの選択方法については L<perlfunc/select> を参照してください。 L<IO::Handle> も参照してください。 @@ -3735,8 +3696,7 @@ =end original -その時点で選択されている出力チャネルの、その時点でのページ長 -(印字可能行数)。 +その時点で選択されている出力チャネルの、その時点でのページ長(印字可能行数)。 デフォルトは 60 です。 =begin original @@ -3763,8 +3723,7 @@ =end original -その時点で選択されている出力チャネルの、その時点でのページ先頭 -フォーマット名。 +その時点で選択されている出力チャネルの、その時点でのページ先頭フォーマット名。 デフォルトは、ファイルハンドル名に _TOP を続けたものです。 例えば、C<STDOUT> ファイルハンドルのデフォルトのページ先頭フォーマット名は C<STDOUT_TOP> です。 @@ -3827,8 +3786,8 @@ 変数 C<$@>, C<$!>, C<$^E>, C<$?> は Perl プログラムの実行中に 発生した、異なる種類のエラー情報を保持します。 -変数はエラーを報告した副システムと Perl プロセスとの「距離」 -の順番に並んでいます。 +変数はエラーを報告した副システムと Perl プロセスとの「距離」の順番に +並んでいます。 これらはそれぞれ、Perl インタプリタ、C ライブラリ、 オペレーティングシステム、外部プログラムによって検出された エラーに対応しています。 @@ -3877,9 +3836,8 @@ =end original -C<$@> は C<eval> された文字列がコンパイルされなかったとき -(これは C<open> か C<close> が正しくない -プロトタイプでインポートされたときに起こり得ます)、 +C<$@> は C<eval> された文字列がコンパイルされなかったとき(これは C<open> か +C<close> が正しくないプロトタイプでインポートされたときに起こり得ます)、 または評価中に実行している Perl コードが C<die()> したときにセットされます。 これらの場合には C<$@> の値はコンパイルエラー、または C<die> への引数(これには C<$!> と C<$?> が差し挟まれます)です。 @@ -4267,10 +4225,10 @@ =end original -Note that when stringified, the text is always returned as if both -S<L<C<"use locale">|perllocale>> and S<L<C<"use bytes">|bytes>> are in -effect. This is likely to change in v5.22. -(TBT) +文字列化するとき、テキストは常に、 +S<L<C<"use locale">|perllocale>> と S<L<C<"use bytes">|bytes>> の両方が +有効であるかのように返されます。 +これは v5.22 で変更される予定です。 =begin original @@ -4300,13 +4258,11 @@ =end original -C<%!> の各要素は、C<$!> がその値にセットされている場合にのみ真の値を -持ちます。 +C<%!> の各要素は、C<$!> がその値にセットされている場合にのみ真の値を持ちます。 例えば、C<$!{ENOENT}> は、現在の C<$!> の値が C<ENOENT> の場合にのみ -真となります; これは、最近のエラーが -"No such file or directory" (あるいは倫理的に等価なもの: 全ての OS が正確に -同じエラーを出すわけではないですし、全ての言語で出るわけでもありません) の -場合です。 +真となります; これは、最近のエラーが "No such file or directory" (あるいは +倫理的に等価なもの: 全ての OS が正確に同じエラーを出すわけではないですし、 +全ての言語で出るわけでもありません) の場合です。 あなたのシステムで特定のキーが意味があるかどうかを調べるには、 C<exists $!{the_key}> を使ってください; 有効なキーのリストを得るには、 C<keys %!> としてください。 @@ -4800,7 +4756,7 @@ Perl がレキシカルスコープを持つブロック構造(eval の中身、required された ファイル、サブルーチンの中身、loop の中身、条件付きブロック)の -パーズを開始するとき、現在の C<$^H> の値は保存されますが、値は +パースを開始するとき、現在の C<$^H> の値は保存されますが、値は 変更されません。 ブロックのコンパイルが終わると、保存された値が戻されます。 値の保存と回復の間の地点で、BEGIN ブロックの中で実行されるコードは自由に @@ -5086,8 +5042,7 @@ =end original -When saving source, include evals that generate no subroutines. -(TBT) +ソースを保存するときに、サブルーチンがない eval を含みます。 =item 0x1000 @@ -5097,8 +5052,7 @@ =end original -When saving source, include source that did not compile. -(TBT) +ソースを保存するときに、コンパイルしていないソースを含みます。 =back @@ -5494,7 +5448,7 @@ Translate: 吉村 寿人 <JAE00****@nifty*****> (5.000) Update: Kentaro Shirakata <argra****@ub32*****> (5.6.1-) -Status: in progress +Status: completed =end meta