いいじまです。 matsuandさん [JM:03630]: > 「これまで尽力頂いた各翻訳者に感謝します」 > とホームページ上に書けば、十分な謝意表明であり、 > それだけで事足ります。各 man ページへの記載は不要と考えます。 そもそも事実誤認がありませんか? > 「これまで尽力頂いた各翻訳者に感謝します」 で済むのは、既存のJMの成果物を引き継いだ場合の話です。 今回はそうではなくて、 長南さん [JM:03625]: > Masahito Yamaga さんによる tar-1.32 の > メセージカタログの翻訳を (少し手を入れて) 使用しています。 とあるように、JMとは独立に行われた成果物を取り入れているわけです。(まさかmatsuandさんが「メッセージカタログ」という言葉をご存じないとは言わせませんよ。)ここは大丈夫ですか? 一般論として、他のプロジェクトからインポートしたコンテンツを我々の産品に含めて再配布するには、インポート元の著作物のライセンス条項に従って表示を行う必要があります。これも大丈夫ですか? そして、そういう情報は「manpageの訳文だけを利用するエンドユーザー」が容易に所在を認知できる必要があります。どこかでそう決まっているから、ではなくて、「本来避けられるはずの筋違いな法的クレーム」のリスクを避けるためです。 …と、ここまで書いてきて半ばどんでん返しになるのですが、今回は出典が「メッセージカタログ」です。ということはつまり、GNU tarの配布物自体に含まれている文章です。 いま問題にしているのはそのtarのマニュアルであり、書いてある文言がその出力であるということが自明なので、「元のメッセージカタログの字句に変更を加えていない限り」いかなるACKも必要ないと考えます。 さらに言えば、メッセージカタログの著作権がそもそもFSFに譲渡されていると考えることもできます。そのFSFの著作権表示はmanpage中に既に含まれています。 ☆ ☆ ☆ ただし、それだけでは済まない問題があります。 元の文章には > ただし、このマニュアル内で読みやすいように、すこし手を加えたところも > あります。ご了承ください。 とあります。これは一つ一つ「すこし手を加えた」の内容を確認して、極力、元通りのメッセージに戻すべきと考えます。 それと、 > なお、翻訳に当たっては、できるだけ実際に動かして確認していますが、 > テープドライブは使ったことがありません。そのため、そのへんの翻訳に > ついては、間違いがあるかもしれません。お気づきの点がありましたら、 > ご教示いただけるとありがたく思います。 この情報も免責事項として残しておくべきと考えます。ただ、これについては今回の場合、仮に .SH 訳者謝辞 を削るとしたら .SH バグ報告 の中に移動すれば解決しそうです。 ☆ ☆ ☆ > また私は po4a ではない、従前からの draft ファイル形式に > よる過去の man ページを、そのオリジナルと比較対照して、過去の > 成果を検証したり最新バージョンへの適用を意図して差異確認を > プログラム機械処理により行っていますが、変に(?) .SH セクション > を作って「謝辞」などを含められると、機械処理ができずに四苦八苦 > する例をたくさん見てきています。 要するに、「完璧に一対一対応していないとスクリプトで機械的に対応表を作成できない」この一言だけが理由ですよね。 スクリプトの都合でコンテンツが制約を受けるのは本末転倒です。スクリプト側の(=スクリプトの作者であるmatsuandさんの)責任で解決すべき問題です。 -- 飯嶋 浩光/でるもんた・いいじま @ PC IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta Email <delmo****@denno*****>