[JM:02195] Re: JM の翻訳ガイドについて(再)

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IIJIMA Hiromitsu delmo****@denno*****
2021年 5月 4日 (火) 18:52:21 JST


でるもんた・いいじま@ROMです。

> 長く翻訳に携わってきた方にとっては、翻訳ガイドのページは、備忘録的な
> 位置づけになるのだと思います。でも、初めて翻訳をしてみようと思う人には
> どうでしょうか。
> 実際の翻訳作業に入ろうとして、Linux JM プロジェクトガイドの翻訳ガイドの
> 所を見始めて分かったのですが、このページの内容では翻訳をすぐに始める
> のはとても無理だ、と言うことを痛感しました。

そうですね。
それと、JMプロジェクト自体がずいぶん長いこと停滞しているので
(スパムラッシュでMLのメンバーがどんどん消えていったというのも
 あると思います)、古くなっている情報も多いだろうと予想します。

以下、具体的に読み解いてみます。

> LDP man-pages 翻訳ガイド
> 「LDP man-pages では、翻訳に po4a を利用しています。
> そのため、手順が他の翻訳方法と少し異なっています。」
> とあります。しかし、他の方法 とは何でしょう?

「他の翻訳方法」という表現は曖昧というか不正確というか…
個人的には「他のパッケージのmanpageを翻訳する場合の方法」の意味と
取りたいです。

> 翻訳作業の流れ のページにおいて、
> 「JM Project において作業対象となっているマニュアルは JM インデックス
> (作業状況) のページにまとめられています。 ここから作業したいページを選び、
>  メールフォーマット の要領で宣言メールをポストして下さい。」
> とあります。でも、「作業したいページ」の「ページ」とは何でしょう?
>  翻訳対象のファイルのことでしょうか?

それで合っていると思います。「ページ」とは a manpage のことで、
実際の作業では元の英語のroffファイルをエディタで開いて和訳する、
とすれば辻褄が合います。

> 同じく、翻訳作業の流れ のページにおいて、
> 「作業するページが決まったら、 翻訳の指針 に従ってページを作成してください。」
> とあります。ここで言う「作業するページ」とはなんでしょうか?
> これは翻訳対象のファイルを意味しているのでしょうか?
> また、「ページを作成してください」とありますが、
> そのページはどこに作るでしょう?何を作るのでしょう?

「作業するページ」とは元の英語のroffファイル、これから作成するほうの
「ページ」とは日本語の文章が入ったroffファイルと解します。

とすれば、まずは英語のroffファイルを手元のエディタで開いて、
それを和訳して、必要に応じて和訳のほうをroffに通すための修正も加えて、
それをまずは手元のPCの適宜の場所に保管、どこかのタイミングでサーバに
アップロード、というのが自然な解釈でしょう。

> JM インデックスのページ (作業状況)のページにおいて、
> ページ内には、各コマンドごとにいくつかのリンクがります。そのどれを選べば
> 良いのでしょう。たとえば、rmdir には original draft prev.release への3つの
> リンクがありますが、どれを選べば良いのでしょう。

名前だけから判断すると、まず、originalは元の英語のmanpageのはずですよね。
draftは誰かが書き上げた和訳の叩き台。
prev.releaseのほうは、draftに対してMLで色々と意見が寄せられて、
そろそろ公開したいので最終チェックを、という段階のものだと思います・

なので、たとえば「rmdir(1)の和訳が古すぎるから、最新のfileutilsに入っている
英文から全く新しく書き直そう」と考えた場合の流れは
1) 最新の fileutils の tarball を展開して、man/man1/rmdir.1 ファイルを取り出す。
2) このファイルをサーバ上に置いて、そこへのリンク「original」を作成する。
3) rmdir.1を手元のPC上で一通り和訳して、roffに通して正しく処理されることを
 確認したら、サーバにアップして、そのファイルへのリンクを「draft」とする。
4) MLで出た意見を一通り反映して修正し、それをサーバにアップして、
 そのファイルへのリンクを「prev.release」とする。
5) さらに修正があった場合は、prev.releaseのリンク先のファイルを差し替えるか、
 または新しく置いたファイルへとリンクを張り直す。
となるはずです。

このへんはさらに再確認したほうがいいですね。

> 一般情報のページの
> JM リポジトリ節では、
> 
> 「JM では、原稿の管理に git リポジトリを使用していますが、マニュアルを翻訳する
> ために JM の共有リポジトリをローカルにコピーしておく必要は必ずしもありません。
>  一般の man ページについては、今まで通り、開発元から原文の roff ファイルを入手し」
> 
> とあります。しかし、翻訳作業の流れのページでは
> 
> 「 JM インデックス(作業状況) のページ から入手」するように読めます。
> どちらが正しいのでしょう。

これはパス。ただ、いちど作業に着手して、パッケージ全体の翻訳が完了しない
うちに原文の改版が出てしまったらどうするのか、は明確にしておく必要が
ありそうです。

> 種々の記述に メーリングリストについての言及があります。
> しかし、加入方法が書いていません。

これはribbonさんが今すぐ調べて解説ページを書けるはずですから、
ぜひ書いてみてはいかがでしょうか。
Wiki上に1枚のページを作って、そこから
> https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/linuxjm-discuss
へのリンクを張っておくくらいでも仮設のものとしては十分だと思います。

-- 
飯嶋 浩光/でるもんた・いいじま @ PC 
IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta
Email <delmo****@denno*****>



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