長南洋一
cyoic****@maple*****
2011年 8月 24日 (水) 22:09:41 JST
長南です これは、-r の説明と「作者」セクションが追加されているのですね。 よくこなれた翻訳なので、タイポと訳語の統一ぐらいです。それに、 わたしにはわからなかった場所についていくつか。 > .\"O This can be used as a stand-alone utility, but is mainly intended > .\"O as an auxiliary, to enable users to browse their man pages using > .\"O a html browser like > .\"O .BR lynx (1), > .\"O .BR xmosaic (1) > .\"O or > .\"O .BR netscape (1). > これはスタンドアローンのユーティリティとしても使えますが、主な目的は、 > ユーザーが man ページを > .BR lynx (1), > .BR xmosaic (1), > .BR netscape (1) > などの html ブラウザを用いて見ることができるようにするための補助をする > ことです。 > .TS > l l. > foo(3x) "http://localhost/cgi-bin/man/man2html?3x+foo" > method://string "method://string" > www.host.name "http://www.host.name" > ftp.host.name "ftp://ftp.host.name" > name @ host "mailto:name @ host" > <string.h> "file:/usr/include/string.h" > .TE > .LP > .\"O (The first of these can be tuned by options - see below.) > .\"O No lookup is done - the links generated need not exist. > .\"O Also an index with internal hyperlinks to the various sections > .\"O is generated, so that it is easier to find one's way > .\"O in large man pages like > .\"O .BR bash (1). > (最初のリンクはオプションによって変更できます - 以下の記述を参照のこと) > リンク先の確認は行われず、リンク先が存在していなくてもリンク行が生成 > されます。文書内部での、セクションなどへのハイパーリンクも生成されます。 > したがって > .BR bash (1) > などの大きなマン・ページで必要な部分を探すのが楽になります。 最初の引用部分では、「man ページ」ですが、二番目では「マン・ページ」 になっています。「マン・ページ」というのは、普通に使う表現ですか。 「最初のリンクは」というのが何を指しているか、よくわかりません。 "http://localhost/cgi-bin/man/man2html?3x+foo" のことですか。 もしそうだったら、 上に列挙した最初のものについては、オプションによって細かい調整が 可能です。 でしょうか。 > .\"O .SH OPTIONS > .\"O When reading from stdin, it is not always clear how to > .\"O do .so expansion. The \-D option allows a script to define > .\"O the working directory. > .SH オプション > 標準入力から読み込むとき、 .so の展開に関してはっきりしない場合もあり > ます。 \-D オプションを用いれば、スクリプトからワーキングディレクトリ > を指定することができます。 この一節が理解できませんでした。.so expansion というのは何でしょう。 debian squeeze では /usr/share/man/ja/man1/fgrep.1.gz の内容が .so man1/grep.1 ですが、これのことでしょうか。つまり、man2html /usr/share/man/ja/ man1/fgrep.1(.gz) を実行すると、man2html は /usr/share/man/ja/man1/ grep.1(.gz) を読み込んでくれる (残念ながら、わたしのところでは man2html を試してみることができません)。 ところが、zcat /usr/share/man/ja/man1/fgrep.1.gz | man2html と 標準入力からの入力では、man2html には fgrep.1.gz のパスがわからない ので、grep.1.gz のパスも特定できない。そのときは、-D オプションで fgrep.1.gz のパスを指定してやれば、カレントディレクトリを /usr/share/ man/ja に変更してから man2html の変換を実行するので、man1/grep.1 を 見つけることができる。そういうことを言っているのでしょうか。 もしこの解釈が正しいのなら、「標準入力から読み込む場合は」と はっきり条件を限定した方がよいと思います。たとえば、 標準入力から読み込む場合は、.so の展開をどうするかが必ずしも 明白ではありません。そういうときでも、-D オプションを使えば、 スクリプトの方でワーキングディレクトリの位置を明示することが できます。 やっぱりイマイチわからない文章です。実際に試せないと、ダメですね。 > .\"O The general form of a hyperlink generated for a man page reference is > 参照先がマン・ページであるハイパーリンク、一般に以下のような形式で生成 > されます。 > .IP > <method:cgipath><man2htmlpath><separator><manpage> 「ハイパーリンク、一般に」は「ハイパーリンクは、一般に」と書く つもりで、「は」を書き忘れたのでしょうか。 それから、ここも「マン・ページ」です。 > .BI \-\^H " host[.domain][:port]" > .\"O Set method:cgipath to > .\"O .RI http:// host.domain:port . > method:cgipath を > .RI htttp:// host.domain:port > に設定します。 htttp:// host.domain:port は t が一個多い。 > .\"O On a machine without running > .\"O .BR httpd , > .\"O one can use > .\"O .B lynx > .\"O to browse the man pages, using the lynxcgi method. > .\"O When some http daemon is running, lynx, or any other browser, > .\"O can be used to browse the man pages, using the http method. > .\"O The option \-l (for `lynxcgi') selects the former behaviour. > .\"O With it, the default cgipath is \fI/home/httpd\fP. > .B httpd > が稼動していないマシンでは、 > .B lynx > で lynxcgi を用いればマン・ページを閲覧することができます。 > http デーモンが稼動している場合は、 lynx でも他のブラウザでも閲覧でき > ます。オプション \-l (`lynxcgi' の意味) は前者を選択します。これを指定 > すると、デフォルトの cgipath は \fI/home/httpd/\fP になります。 ここも「マン・ページ」ですね。 このへん実際の経験がないので、間違えているかもしれませんが、 「lynx で lynxcgi を用いれば」は語順が逆なんじゃないでしょうか。 httpd が稼働していないマシンでは、lynxcgi メソッドを使用すれば、 lynx で man ページを閲覧することができます。http デーモンが稼動 している場合は、http メソッドを使えば、lynx でも他のブラウザでも man ページの閲覧が可能です。オプション -l (`lynxcgi' を意味する) は前者の動作を選択します。その場合、デフォルトの cgipath は /home/httpd になります。 「 (`lynxcgi' を意味する)」は for 'lynxcgi' の別の訳を使って みました。こちらの方がよいと思っているわけではありません。 ほかの箇所でも「'-p' ('path' の意味)」、「'-q' ('query' の意味)」に なっていますし。 > .\"O The option \-H \fIhost\fP will specify the host to use > .\"O (instead of \fIlocalhost\fP). A cgi script could use > オプション \-H \fIhost\fP は (\fIlocalhost\fP の代わりに) 用いるホスト > を指定します。環境変数 SERVER_NAME が設定されていれば、 cgi スクリプ > トから > .IP > man2html -H $SERVER_NAME > .LP > .\"O if the variable SERVER_NAME is set. This would allow your machine > .\"O to act as a server and export man pages. > のように用いることができます。これによって、お使いのマシンを、マン・ペー > ジを提供するサーバーのように動作させることができます。 ここも「マン・ページ」です。「マン・ページ」が四ヶ所。「man ページ」が 一ヶ所。どちらかにした方がよいと思います。 それから、「お使いのマシンを、マン・ページを提供するサーバーのように 動作させることができます」は、「サーバーとして」ではないのでしょうか。 でも、こういう as は普通「として」と訳しそうですから、「のように」と 訳したのには、何か理由があるのかもしれません。 # diff.1 のチェックもしているのですが、なかなか進みません。 # gnumaniak には将来性がなさそうなので、この diff の man ページに # 手を入れて、もうちょっとわかりやすくする意味があるのだろうか。 # いっそのこと、info の翻訳を考えた方がよいのではないか、などと # 考えてしまいます。とは言え、info は cmp、diff、diff3、sdiff、 # patch の説明を一緒にしていますから、正直なところ、長くて訳す気に # なりませんし。 # man を捨てて info に移行するのは、訳す側からすれば、迷惑な選択だと # 思います。 -- 長南洋一