[Linux-ha-jp] Pacamakerのフェイルオーバーについて

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renay****@ybb***** renay****@ybb*****
2021年 10月 28日 (木) 21:49:42 JST


荒木さん

こんばんは、山内です。

> 1. ファイルオーバーの順番について
> ※詳しい情報がなかったので以下予想です。齟齬があればご指摘をお願いします。
> ①待機系に仮想IPが移動
> ②待機系でディスクのマウント
> ③待機系にOracleサービスが移動し起動

こちらは、リソースの構成によって異なります。
Oracleをpacemakerのgroupリソースとして、
①仮想IP
②Filesystem
③Oracle
で設定した場合には、おっしゃる順番でFOいたします。
※結局、groupリソースを組んだ順番でFOも開始されます。
※リソース故障などが起きた場合には、停止順は逆(③〜①)となります。
> 
> 2. フェイルオーバーまでのおおよその時間について
> 公式ページにはサービスによるが、数秒から数分と記載がありましたが、
> Oracleの場合、どれぐらいでフェイルオーバが完了するか、情報があれば教えていただきたいです。

サーバの状況に寄ると思いますので、一概には言えないと思いますが、
通常、数秒から数分ではないでしょうか?

> 
> 3. 質問内容が少しズレてしまいますが、Pacemakerを利用した冗長化を仮想サーバで設計する上での注意点が
> あれば併せて教えていただきたいです。

仮想サーバの場合、仮想サーバに対応したfence_agentが必要かと思います。
※kvmなら、fence_virsh。ESXiなら、fence_vmware_soap/fence_vmware_restなど。

また、仮想サーバ自体が落ちてしまった場合を考慮したFOを設計する必要も場合によってはあるかと思いますので、
fence_agentを仮想マシン用、仮想サーバ用などの2段階に設定した方が良い場合もあります。
※仮想サーバがipmiボード搭載なら、fence_ipmiを使うなど。

他の方から、良い意見があるかも知れませんが、とりあえず、思いついた点を記載いたしました。

以上です。



----- Original Message -----
> From: TAS Takuro Araki <t-ara****@tads*****>
> To: linux****@lists*****
> Cc: 
> Date: 2021/10/28, Thu 20:23
> Subject: [Linux-ha-jp] Pacamakerのフェイルオーバーについて
> 
> 皆様
> 
> お世話になっております。
> 荒木と申します。
> 
> Pacemaker+Corosyncを利用し冗長化の構成を検討しており、
> Oracleを冗長化しようと考えております。
> 何点か質問させていただけますでしょうか。
> ■環境
> ・仮想サーバ  x 2
> ・Oracle 19c
> ・共有ストレージ(共有ディスク利用)
> ・仮想IP x 2(2セグメント)
> 
> 1. ファイルオーバーの順番について
> ※詳しい情報がなかったので以下予想です。齟齬があればご指摘をお願いします。
> ①待機系に仮想IPが移動
> ②待機系でディスクのマウント
> ③待機系にOracleサービスが移動し起動
> 
> 2. フェイルオーバーまでのおおよその時間について
> 公式ページにはサービスによるが、数秒から数分と記載がありましたが、
> Oracleの場合、どれぐらいでフェイルオーバが完了するか、情報があれば教えていただきたいです。
> 
> 3. 質問内容が少しズレてしまいますが、Pacemakerを利用した冗長化を仮想サーバで設計する上での注意点が
> あれば併せて教えていただきたいです。
> 
> 
> 
> お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。
> 
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> Linux****@lists*****
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