How to use kit

起動方法


kitDesktopはクライアントサイドで静的なHTMLドキュメントとして動作するシステムなので、kitを配置したディレクトリ内のautorun.htmlのパスをブラウザのアドレスバーに入力すれば、kitDesktopは起動します。
最初の起動時には「初期設定」が自動的に実行されます。

初期設定はすぐに終わります。

Windows環境をお持ちの場合、ディレクトリ内のkit.lnkショートカットをデスクトップなどに配置するとワンクリックで起動することができます(一度ブラウザを閉じてからクリックしてください)。


※CORSについて

ローカルディレクトリ内でkitを展開している場合、同一生成元ポリシーによりajax要求が成立しない場合があります。この場合、デスクトップのアプリケーションショートカットの読み込みや一切のアプリケーションの起動など主要なkitシステム機能の多くがブロックされます。

Blinkの場合

ブラウザエンジンの起動時に引数-allow-file-access-from-filesを渡す必要があります。

kitに同梱されているkit.lnkショートカットは、起動時に自動的にこの引数を付与するようになっています(ショートカットにkitディレクトリの正しいパスを入力する必要がある場合があります)。

または、Flagsの項目out-of-blink-corsを有効化することで永続的にポリシーを緩和します。アドレスバーにchrome://flagsを入力して検索することで有効化できます。

Geckoの場合

Firefox 68以上のバージョンではfile:///URI内で要求を行う場合、about:configの項目privacy.file_unique_originfalseにする必要があります。

HTTPサーバーを利用する

例えば、pythonには、HTTPサーバー機能がついています。

python -m http.server 8000

このコマンドをkitのディレクトリで実行することで(事前にpythonのインストールが必要です)、http://localhost:8000/からkitDesktopを起動できます。この方法では、上記の同一生成元ポリシーの影響を受けません。

もちろん、上記以外以外のHTTPサーバーでも問題ありません。