堀本さん リリースありがとうございます! 吉田です、こんにちは。 Debian bullseye, Debian busterのそれぞれの環境に適用したところ、alloc_countが単純に増加するという問題は解消されたように見えます。 (前者はストレージモードで運用、後者はラッパーモードで運用していて、いずれも問題解消) このまま少し様子を見てみたいと思います。 ただし、私の環境に依存している可能性もあるのですが、 Debian busterのアップデートは正常に行えたものの、Debian bullseyeの方は少し問題が発生したので、念のため報告します。 以下、状況です。 sudo apt update; sudo apt dist-upgrade でアップデートし、 sudo apt list --installed | grep mroonga でインストールバージョンを確認すると、以下の通り、今回のバージョンがインストール済み。 mariadb-10.5-mroonga/bullseye,now 12.03-1 amd64 [インストール済み、自動] mariadb-server-10.5-mroonga/bullseye,now 12.03-1 amd64 [インストール済み] SELECT mroonga_command('status'); が通らなかったため、インストールに失敗したのかと思い、 SHOW VARIABLES LIKE 'mroonga_version'; を叩いたところ 12.02 のままでした。 (ただし、Mroongaのストレージは見えるし、全文検索などもできる) sudo systemctl restart mariadb と、MariaDBをリスタートしたところ、Mroongaストレージが読み込めなくなったので、 INSTALL PLUGIN Mroonga SONAME 'ha_mroonga.so'; として、明示的にインストールしたところ、バージョンも 12.03 になりました。 ただし、 SELECT mroonga_command('status'); が通らない状況(UDFがインストールされていない)が解消されていなかったので、 最終的に、 sudo mysql -u root < /usr/share/mroonga/install.sql を実行することで、期待する結果を得ました。 早い話、何らかの問題で install.sql が実行されなかったように見えます。 これまで、アップデートに失敗することがあっても、 INSTALL PLUGIN Mroonga SONAME 'ha_mroonga.so'; の実行のみで全て解消していたのですが、今回、それだけだとUDFが使えないまま、というのがいつもと違ったポイントでした。 -- Mitsuo Yoshida < y****@ceek***** > 2022年5月6日(金) 12:44 Horimoto Yasuhiro <horim****@clear*****>: > > こんにちは。堀本です。 > > Mroonga 12.03をリリースしました! > > リリースアナウンス: > https://mroonga.org/ja/blog/2022/05/06/mroonga-12.03.html > > 変更点: > https://mroonga.org/ja/docs/news.html#release-12.03 > > さて、今回の主な変更点は次のとおりです。 > > ### 改良 > > * [CentOS] Percona Server 5.7.37-40をサポートしました。 > > * [CentOS] MySQL 5.7.38をサポートしました。 > > * [CentOS][AlmaLinux] MySQL 8.0.29をサポートしました。 > > ### 修正 > > * MariaDB 10.5.14 上でMroongaがインデックスの作成に失敗することがある問題を修正しました。 > > * 全文検索でメモリーリークする問題を修正しました。 > > この問題は、 order limitの最適化が使われた時に発生します。ただし、MariaDBを使っている場合はこの最適化を使っていなくても発生します。 > この問題は、 Mroonga 11.03以降で発生していました。 > > _______________________________________________ > groonga-dev mailing list > groon****@lists***** > https://lists.osdn.me/mailman/listinfo/groonga-dev