How to use D'angband

遊び方


最初は開始時の各都市内に存在するダンジョンに行くことをお勧めします。
征覇できるくらい強くなったら街の外を探索し、いろいろなダンジョンへ潜ってみる
といいでしょう。
街の外へ出るときは、多くの食料を持っていかなければいけません。
この世界は非常に広いので、街の外に出るときは'<'で広域マップに入り、
目的地についたところで'>'で通常マップに戻る、という移動の仕方が便利です。
荒野では道や草原は比較的安全ですが、溶岩地帯や海の上は強力なモンスターが
いて危険です。こういったところへ行くためにはさらに強くならないといけません。

コマンド


コマンドは大文字と小文字を区別します。
多くのコマンドは小文字なのでCapsはOFFにしておきましょう。
以下のコマンドが全てではありませんが、
あまり使わないコマンドはリターンキーのメニューで選べば十分です。
u/Z ってあるのは、オリジナルキー配置ならu、ローグライクキー配置ならZです。

移動
テンキー(1-9) 各方向に移動(オリジナルキー配置)
h,j,k,l,y,u,b,n 各方向に移動(ローグライクキー配置)
5/, その場にとどまる
< 上り階段を上る。地上では広域マップに入る。
> 下り階段を下る。広域マップから通常のマップに戻る。
Shift+方向 走る
Ctrl+方向 モンスターがいれば攻撃、ドアがあれば開閉、岩があれば掘る

道具
r 巻物を読む
q 薬を飲む
u/Z 杖を使う
a/z 魔法棒を使う
z/a ロッドを使う
E 食べ物を食べる
A 装備品の特殊能力を使う
F ランタンに油を補充する
f/t 飛び道具で攻撃する

行動
d アイテムを落とす
g アイテムを拾う
R その場で休む(HP・MPの回復)
o ドアや箱を開ける
s トラップやドアを探索する
k/Ctrl+d アイテムを壊す

魔法
m 魔法・祈りを使う
G 魔法・祈りを覚える
U/O 特殊能力を使う
b/P 持っている本を読む(自分の使える魔法の効力を調べる)

装備
w 武器・防具などを装備する
t 武器・防具などの装備を外す
F ランタンに油を補充する

確認
x 店で売っている物の能力を調べる
C キャラクターの情報を調べる
I *鑑定*をした物の能力を見る 
i 持ち物の一覧表示
l/x 周りを見る
M 現在の階の全体マップを見る
~ 様々な重要な情報を見るメニューを開く

その他
p ペットに命令する
= オプション設定
$ 自動拾いファイルを再読み込みする
_ 自動拾いファイルの編集
n/[ 前のコマンドを繰り返す
@ マクロの設定をする

ヘルプ
? オンライン・ヘルプを開く ( a-z で項目選択。スペースで次ページ。)

アイテム表記


・(+h,+d)
基本的に武器に使われる表記で、攻撃力が増加します。
+hは命中率、+dはダメージに対する修正を示します。
武器以外に攻撃力が増加する鎧や指輪、アミュレットで使われる場合もあります。
重い鎧では+dの部分が省略されて(-h)とのみ表示され、鎧の重さのせいで
動きが鈍り、命中率が下がることを示します。

・<a,+b>
防具のサイズです。
クリーチャーのサイズに対して、余りに大きすぎたり小さすぎたりすると、
ペナルティがかかったり、装備できない場合があります。

・[aa,+b+b])
防具なら[a,+b]、そa,+b+b]と表示されます。
aは防具本来の防御力(AC,アーマークラス)を示し、+bは魔法による増強を示します。

・(+p)
そのアイテムが独自に持つ効果の修正を示します。
ダメージの指輪ならダメージ修正が+pされ、スピードの指輪なら+pの速度を得る
ことができます。
武器や防具の場合は(+p隠密)や(+p探索)といったふうに効果が分かるように書かれる
場合もあります(その場合でも全ての効果のうち1つしか分かりません)。

・(xn)
飛び道具に使われる表記で、その飛び道具のダメージ倍率を示します。
このnの値に腕力修正を加えたものが射撃武器倍率になり(キャラクターの情報
コマンド'C'で確認可能)、大きいほど矢や弾を強く撃つことができます。

例1) (聖戦者)ダガー (2d4) (+10,+15) [+2] (+3)
+2このダガーは基本ダメージが4面ダイス2つで命中率に+10,ダメージに+15の
ボーナスがあります。さらに、防御力が2上昇し、+3の修正を何かに得ることが
できます(何が+3されるかは*鑑定*することによって分かります)。

例2) エルフの鎖かたびら (-2) [14,+12] (+3隠密)
14,+12この鎖かたびらはその重量のせいで命中率が2下がります。
基本防御力が14、魔法による防御力が12で合計26のACを得ることができます。
さらに隠密行動能力に+3の修正を得られます。

アイテムの頭に★や☆がついているものはアーティファクトと呼ばれるもので、
世界に1つしか存在しません。
★がついたものは最初から用意されているもので、発見したものは知識コマンド'~'の
既知の伝説のアイテムで見ることができます。

全ての★や☆がついたアイテムや、多くの名のあるアイテムのように見ただけでは
効果が分からないものは、*鑑定*することによってそのアイテムの能力を完全に知る
ことができます。

地形


'.': 床, 地面
普通に通過することのできる床や地面です。

'#': 壁, 木, 草, 暗い穴
Windowsでは壁は灰色の■で表されます。
壁は普通は通り抜けられません。
木はレンジャーや浮遊能力のあるときは普通に通り抜けられますが、
それ以外では通常よりもターン数がかかります。
草は普通に通り抜けられます。
暗い穴は浮遊がないと通れません。

'~': 水, 溶岩
青の'~'は深い水, 薄い青の'~'は浅い水,
赤の'~'は深い溶岩、薄い赤の'~'は浅い溶岩です。
アイテムを持ちすぎて重量が多いと深い水/溶岩で溺れてダメージを受けます。
溶岩の上を通ると火のダメージを受けます。

'': 山, トラップ
茶色の'^'は山で、上で浮遊能力があれば通り抜けられます。
それ以外の状況では通り抜けられません。
山以外の'^'はトラップで
まざまな悪い効果のある罠が仕掛けられています。

'<', '>': 階段, 坑道
'<'は上りの、'>'は下りです。
白は階段で階を1つ移動し、茶色は坑道で階を2つ移動します。

ちょっと高度なプレイ


マクロ


例えば、次のようにすればF1キーを押すとマジックミサイルを撃つマクロを作る
ことができます。
まず、'@'を押してマクロの設定に入ります。
そこで「(4) マクロの作成」を選び、「トリガーキー:」のところでF1を押します。
そして「マクロ行動:」のところで maa と入力し、リターンを押します。
これでF1キーを押すだけで maa と入力するのと同じ意味になります。

作ったマクロはセーブしないと、次にゲームを起動したときにまた登録しなおす
必要があります。
「(2) ファイルにマクロを追加」を選べばセーブできます。
このとき、ファイル名を「(名前).prf」にしておくと名前が(名前)のキャラで
プレイするときに自動的に読み込まれます。


・'=g'
この銘が書かれたアイテムは自動的に拾います。
矢に書いておくと便利でしょう。

・'#'
アイテムを'#'以降に書かれた名前のアーティファクトであるかのように表示します。
例えば、ダガーに'#チキンナイフ'という銘をつけると、
「ダガー『チキンナイフ』」と表示されます。
表示が変わるだけでアイテムの持つ効能は一切変わりません。

・'@a?'(aは任意のコマンド文字, ?は任意のタグ文字)
アイテムがどの位置にあっても固定した文字でそのアイテムを指定できるよ
うにする為の銘です。コマンド'a'でアイテムを選択するときに、文字キー'?'
を押すことによってこの銘の付いたアイテムを選択できます。魔法を使うと
きは'@ma'等のアルファベットを使った銘が便利です。

・'@?'(?は0~9のタグ数字)
任意のコマンドにおいてアイテムを選択するときに、数字キー'?'を押すこ
とによってこの銘の付いたアイテムを選択できます。この形式の場合はアル
ファベットは使用できません。

・'!a'(aは任意のコマンド)
そのアイテムを'a'で実行できるコマンドで選択したときに確認をとります。
例えば、帰還の詔の巻物に'!r'とつけておけば、巻物を読むコマンド'r'で
その帰還の詔の巻物を選択したときに本当に使うか質問されるため、
うっかり読んでしまうことを防止できます。
'!*'という銘を付けた場合は、あらゆるコマンドで確認をとります。

・'.'
一部のアイテムにはランダムなテレポートを引き起こすものがあり、
そのアイテムを装備するとたまに「テレポートしますか?[Y/N]」という
Y/N確認メッセージが出てプレイが中断されますが、ほとんどの場合は
テレポートする必要はありません。
'.'という銘をつけておけば、この確認メッセージを表示しなくなります。

・'$'
一部のアイテムには警告の能力があり, トラップにかかりそうな時や,
強い攻撃をする敵の視界に入るときに警告しますが, '$'という銘をつ
けておけば, この警告がなくなります. この銘の使用は推奨しません.

・'^a(aは任意のコマンド)
この銘は装備しているアイテムにつけると効果があります。
この銘がついたアイテムを装備すると、コマンド'a'を使うときに確認があります。
例えば、'^k'と銘をつけ
アイテムを装備していると、アイテム破壊コマンド'k'を
使うときには必ず確認されます。

・'%'
・'%all'
・'%%'
・'%%all'
これらの文字列を'{'で刻むと、武器、防具の耐性や能力を表わす文字に自動的に
置き換えられます。'%' と刻むと漢字、'%%'ならアルファベットです。
例えば火の耐性なら 'r火' または 'rFi'等です。
ただし、既に耐性が全て判っている(*鑑定*されている)アイテムに限ります。
'all'が付いていない時は固定アーティファクとやエゴアイテムのデフォフトの
耐性は無視して、追加耐性のみを表示します。'all'が付いていれば全て表示します。
この機能に慣れると、いちいち 'I'コマンドで耐性を表示する必要がなく一目で
追加耐性が判るので装備を選ぶ時に便利でしょう。

これらのコマンドは複合することができます。
'@w0@t1!k!k!d#ほげ' という銘をつけると、装備するときには0で、装備から外す
ときには1で選択でき、破壊しようとするときには2回、床に落とそうとするときには
1回確認があり、名前が『ほげ』であるアイテムとなります。
アイテムの名前に変な文字が入らないよう、'#'を付けるときは最後につけることを
お勧めします。

自動拾い


・簡単な自動破壊
オプション設定の(6)にある、「アイテムの自動破壊を使用する」をはいにすると、
アイテムを自動的に破壊します。
このままでは全てのアイテムを破壊しようとするので、同じくオプションの6番の、
「価値があるアイテムは壊さない」~「がらくたは壊さない」をはいにすれば、
自動破壊を使用していても対応するアイテムは破壊しなくなります。

・複雑な自動拾い/自動破壊
細かく自動拾いや自動破壊を設定することもできます。プレイ中に'_'キー
を押すと設定ファイルの編集画面に入ります。詳しい設定の書式については
autopick.txtを参照して下さい。

グラフィック・画面表示


・二倍幅タイル (Big tile)
タイルが小さすぎて見難いと感じる場合はさらに「タイルを2倍幅で表示」
を選択(Linux では -- -b オプション)すると漢字と同じサイズの正方形の
タイルで表示されます。

・大画面表示 (Big screen)
Windows、mac、Linuxのどれでも、プレイ中にマウスでウィンドウの大きさ
を変えるとマップ画面の表示領域が大きくなり、より広い領域を同時に見渡
す事ができます。