NIIBE Yutaka
gniib****@fsij*****
2010年 6月 23日 (水) 10:39:23 JST
Anthy 関係者各位: 2010年6月19日に特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティブ (FSIJ)の2010年通常総会が開催されました。ここで、正式に会の活動として Anthy の開発が承認されましたので報告します。 これまで Anthy の開発について FSIJ は、未踏ソフトウェア創造事業、 CodeFest, Google 夏休みコード道場、および Google SoC を通じて間接的に関 わって来ました。 これから FSIJ は、Anthy の開発について、開発の主体となることを含めて、 進めていきます。とは言っても、すぐに僕以外にさらに誰かが開発に参加する ということではなく、特に開発体制は変わりません。 開発のリソースについては、リポジトリは Debian のサーバ、メーリングリス トは sourceforge.jp を使っていますが、これも変更ありません。 僕が書く code は FSIJ が著作権を持ち、自由ソフトウェアとして配布されま す。「これまでもそうだったでしょ!」というツッコミはまったくもって正しい ですが、加えて今後は、希望者がいれば、FSIJ は会への著作権の譲渡を受け付 けます。 事務局への相談で妥当性が認められれば、カンファレンスなどの旅費、開発に 必要な機器について FSIJ の費用負担が可能となります。FSIJ は総額で年間予 算50万円(ごじゅうまんえん)くらいですので、大きな事はできませんけれども。 自由ソフトウェアの活動として、著作権については FSIJ で体制を整えますが、 ソフトウェア特許に対する対策としては FSIJ だけでは手に負えないので、 Open Invention Network: http://www.openinventionnetwork.com/ へ加盟する予定です。 Anthy の開発に参加するに際して、FSIJ の会員になる必要はありません。また、 FSIJ の自由ソフトウェア運動としての方向性や、主張に必ずしも同意しなくて も問題ありません。自由ソフトウェアの活動として、これまでどおり Anthy の 開発にご協力願えればと存じます。 -- g新部 裕 Free Software Initiative of Japan