[Anthy-dev 3795] FSIJによる Anthy の開発のサポートについて

Back to archive index

NIIBE Yutaka gniib****@fsij*****
2010年 6月 23日 (水) 10:39:23 JST


Anthy 関係者各位:

2010年6月19日に特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティブ
(FSIJ)の2010年通常総会が開催されました。ここで、正式に会の活動として
Anthy の開発が承認されましたので報告します。

これまで Anthy の開発について FSIJ は、未踏ソフトウェア創造事業、
CodeFest, Google 夏休みコード道場、および Google SoC を通じて間接的に関
わって来ました。

これから FSIJ は、Anthy の開発について、開発の主体となることを含めて、
進めていきます。とは言っても、すぐに僕以外にさらに誰かが開発に参加する
ということではなく、特に開発体制は変わりません。

開発のリソースについては、リポジトリは Debian のサーバ、メーリングリス
トは sourceforge.jp を使っていますが、これも変更ありません。

僕が書く code は FSIJ が著作権を持ち、自由ソフトウェアとして配布されま
す。「これまでもそうだったでしょ!」というツッコミはまったくもって正しい
ですが、加えて今後は、希望者がいれば、FSIJ は会への著作権の譲渡を受け付
けます。

事務局への相談で妥当性が認められれば、カンファレンスなどの旅費、開発に
必要な機器について FSIJ の費用負担が可能となります。FSIJ は総額で年間予
算50万円(ごじゅうまんえん)くらいですので、大きな事はできませんけれども。

自由ソフトウェアの活動として、著作権については FSIJ で体制を整えますが、
ソフトウェア特許に対する対策としては FSIJ だけでは手に負えないので、
Open Invention Network: http://www.openinventionnetwork.com/
へ加盟する予定です。

Anthy の開発に参加するに際して、FSIJ の会員になる必要はありません。また、
FSIJ の自由ソフトウェア運動としての方向性や、主張に必ずしも同意しなくて
も問題ありません。自由ソフトウェアの活動として、これまでどおり Anthy の
開発にご協力願えればと存じます。
-- 
g新部 裕
Free Software Initiative of Japan




Anthy-dev メーリングリストの案内
Back to archive index