[Anthy-dev 225] uim 0.0.8 released

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TOKUNAGA Hiroyuki tkng****@xem*****
2003年 9月 29日 (月) 00:11:15 JST


 uim 0.0.8をリリースしました。変更点は以下の通りです。

* デバッグメッセージを消した

* gtk-im-uim
 - 右下のメニューをウィンドウの移動に追従させるように
 - 候補ウィンドウをウィンドウの移動に追従させるように

* uim-skk
 - 学習内容を保存するように

 ~/.skk-uim-jisyoに学習内容を保存するようになりました。再帰的な単語登録
はまだのようです。刮目して待て!とか煽っておきます。

* helper-applet (new!)

 ATOKやMS-IMEのパレットのような感じのアプレットです。

 使用するためには、まず最初にuim-helper-serverを起動しておく必要があり
ます。これは単にアプリケーションとアプレットの通信を仲介するだけのもので
す。必要な時に自動で起動するようにしたいのですが、起動させてから接続でき
るようになるまでのラグなどを考えると、なかなか難しいです。
 アプレットを常用したい場合は、サーバを.xsessionあたりで起動しておく必
要があります。

 また、GNOME_UimApplet.serverをbonobo-activation-serverが読んでくれるデ
ィレクトリにコピーしておく必要があります。たぶん普通にmake installすると
読んでもらえないディレクトリにインストールされてしまうので、ソースからイ
ンストールする場合は手動でコピーしてください。Debianだと
/usr/lib/bonobo/servers/あたりにコピーしておけば良いです。他のDistroでど
うなっているのかは、ちょっとわかりません。

 ここまでの手順を終えて、bonobo-activation-serverやgnome-panelあたりを
再起動するとアプレットが使えるようになります。なんだかすごくめんどくさく
てわかりにくいと思うので、わからなければ質問して下さい。

 アプレットは現在gtkのimmoduleとしか連携しません。また、anthy以外のモジ
ュールでは利用できません。また、anthyでもカタカナ入力とか、まだ存在しな
いモードを選ぼうとしても単に無視されます。ここらへんを改良して、次は
0.1.0にするつもりです。


 0.1.0の後は、ひらがな入力用部分を書き直してかな入力やAZIKなどに対応し
ようと思っているのですが、そろそろGtk+でキー入力をメニューが奪ってしまう
問題をなんとかしたいし、海外にも宣伝をかけようと思っているので、開発ペー
スは落ちそうです。


 それと、Linux Conferenceに論文を応募していたのですが、めでたく採用して
いただけました!10月末に大阪で発表しますので、興味のある方は是非お越し下
さい。詳しい事はまた後ほど。


徳永拓之



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