TOKUNAGA Hiroyuki
tkng****@xem*****
2003年 9月 29日 (月) 00:11:15 JST
uim 0.0.8をリリースしました。変更点は以下の通りです。 * デバッグメッセージを消した * gtk-im-uim - 右下のメニューをウィンドウの移動に追従させるように - 候補ウィンドウをウィンドウの移動に追従させるように * uim-skk - 学習内容を保存するように ~/.skk-uim-jisyoに学習内容を保存するようになりました。再帰的な単語登録 はまだのようです。刮目して待て!とか煽っておきます。 * helper-applet (new!) ATOKやMS-IMEのパレットのような感じのアプレットです。 使用するためには、まず最初にuim-helper-serverを起動しておく必要があり ます。これは単にアプリケーションとアプレットの通信を仲介するだけのもので す。必要な時に自動で起動するようにしたいのですが、起動させてから接続でき るようになるまでのラグなどを考えると、なかなか難しいです。 アプレットを常用したい場合は、サーバを.xsessionあたりで起動しておく必 要があります。 また、GNOME_UimApplet.serverをbonobo-activation-serverが読んでくれるデ ィレクトリにコピーしておく必要があります。たぶん普通にmake installすると 読んでもらえないディレクトリにインストールされてしまうので、ソースからイ ンストールする場合は手動でコピーしてください。Debianだと /usr/lib/bonobo/servers/あたりにコピーしておけば良いです。他のDistroでど うなっているのかは、ちょっとわかりません。 ここまでの手順を終えて、bonobo-activation-serverやgnome-panelあたりを 再起動するとアプレットが使えるようになります。なんだかすごくめんどくさく てわかりにくいと思うので、わからなければ質問して下さい。 アプレットは現在gtkのimmoduleとしか連携しません。また、anthy以外のモジ ュールでは利用できません。また、anthyでもカタカナ入力とか、まだ存在しな いモードを選ぼうとしても単に無視されます。ここらへんを改良して、次は 0.1.0にするつもりです。 0.1.0の後は、ひらがな入力用部分を書き直してかな入力やAZIKなどに対応し ようと思っているのですが、そろそろGtk+でキー入力をメニューが奪ってしまう 問題をなんとかしたいし、海外にも宣伝をかけようと思っているので、開発ペー スは落ちそうです。 それと、Linux Conferenceに論文を応募していたのですが、めでたく採用して いただけました!10月末に大阪で発表しますので、興味のある方は是非お越し下 さい。詳しい事はまた後ほど。 徳永拓之