hayam****@users*****
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2004年 2月 18日 (水) 09:44:48 JST
Slashdot.org ブックレビュー・ガイドライン * 原文 Slashdot Book Review Guidelines http://slashdot.org/book.review.guidelines.shtml * 翻訳 このガイドラインは、逐語訳よりも、/.-Jのコンテンツとして公開されるならどのようになるかということを念頭において、原文をベースにした日本語メモとしたい。 ** (序文) > それじゃ、Slashdotにオリジナルのブック・レビューを書こうと興味を持ってくれたんだね。――すばらしい! 既知銀河中の読者が読み耽ってくれるようなレビューが載るチャンスが大きくなるように、ここにちょっとばかりガイドラインを示そう。 ** 自分の毒を摘むこと: あなたが楽しんだとか、嫌だったとか、考えたことは、お金にも値するね。ホントにそうはならなくてもね。Slashdotのレビューでは、幅広いトピックとスタイルをカバーしているけれど、ここは"News for Nerds"だ。ダニエル・スティールとかオプラ・ウインフリーの本では、Slashdotのホーム・ページに登場することはないだろう。それから、Slashdotの検索エンジンを使って、その本がすでにレビューされてないか確認すること。場合によっては、1冊の本に1人以上のレビューを掲載することもあるかもしれない。もし2人以上がレビューを送ってきたら、私たちがいいと思う方のみか、両方とも全文か、両方の要点を抜き出して掲載することになるかもしれない。 ** 本を読もう: あたりまえのことね。 ** 考えて、そして概略を描こう: あなたが自分で強く手ごたえを感じた本を選んだのなら、レビューのためにそれを読むのは「楽しみ」であるべきだよね。このことは忘れないでいてほしい。ページの余白が、ノンブルが飛んでないとか、汚れてないとか、よく出来ているとか言って、中身がない本なのに擁護する義務なんて感じなくていいし、逆に、「客観的」と思わせるために、自分が素晴らしいと思った本なのに足りない点をあげつらうこともない。単純に、良い点と悪い点を考えればいい。そうすれば、潜在的な読者が知りたいと思うような特徴をていねいに描くことができる。言い換えると、バランスが大切。自分の判断に自信を持ってね。 フィクションなら、次の設問でレビュー作成が定式化できるかもしれない: -その登場人物は好きですか? それを信頼できるようにしている、また、偽善的にしているのは、何ですか? 動的ですか静的ですか? -そのお話が語られているのは誰の視点からで、それは語りにどう影響していますか? -ペースには満足でしたか? お話の中に読むのに難渋したところはありましたか? -その本を読んで、同じ著者の他の本や同じジャンルの本を思い出しましたか? -エンディングを台無しにするような大きなプロットの穴はありましたか? 啓発されるようなひねりはありましたか? そのお話のプロットの理解を妨げるような大きな情報のギャップはありましたか? (ネタばらし''し過ぎる''のはダメよ、もちろん。) ノン・フィクションの本であれば、次のようなことを考慮するとよいですね: -タイトルは中身を表していますか? (例えば、"Introduction to BingoWidgets For Novices"としてしまうと、何も知らない平均的な読者にとってBingoWidgetsが十分に説明されていることになるでしょうか? 実際の場面で、働いている知人がそのイントロダクションさえ理解する必要があるとお分かりでしょうか?) -その本の情報を上手に活かすには、どのくらいのレベルの経験が必要ですか? それを最も有用と思ってくれるひとは誰ですか? 同じ分野をすでにカバーしている本で、以前からの必携書はありますか? --その本は、専門的に正確なのと同じくらい読んでいて楽しいですか? 言葉遣いは堅苦しいですか、それとも自然ですか? フォローしやすいように例示はありますか? +-その本は、専門的に正確さと同じくらい読んでいて楽しいですか? 言葉遣いは堅苦しいですか、それとも自然ですか? フォローしやすいように例示はありますか? -その深さは適当ですか? -図解は適当でうまく役に立っていますか? -追補とかサンプル・コードの収まっているCD-ROMのような付録がその本にありますか? -その本から抜け落ちていることは何ですか? 図解があったり、よりよいインデックスがあったり、実際的な適用についての最終章があったりすることで改善されるものではありませんか? ** Go crazy: ここで90%地点です。一度、その本を読んだなら批判的に考えたなら、レビューを書くのはお茶の子さいさいかもしれませんね。というわけで、書いちゃいましょう。次に、心に留めておくべき形式と方法を書いておきます: -きちんとしたe-mailアドレスがないとそのままの原稿では公表できません。――あなたにとって適当なその他のコンタクト情報と、あなたのアドレスをつけてください。 --プレーン・テキストで書いてください。htmlをシンプルに用いて、段落は<p>タグで分けること。本のタイトルはそれと区別できるように<cite>タグを使うこと。ワープロやホーム・ページ・ビルダで作成した原稿は、非互換を生みやすいのです。すべてのブラウザでは表示できないような「スマート」な引用をしていたり、頼んでもないのにスペースを入れたりしてで、最初はそのように見えないかもしれませんけれど。 +-プレーン・テキストで書いてください。htmlをシンプルに用いて、段落は<p>タグで分けること。本のタイトルはそれと区別できるように<cite>タグを使うこと。ワープロやホーム・ページ・ビルダで作成した原稿は、非互換を生みやすいのです。すべてのブラウザでは表示できないような「スマート」な引用をしていたり、頼んでもないのにスペースを入れたりしてで、一見そのように見えないかもしれませんけれど。 -インターネットへのアクセスが非常に制限されているなら、[ タレコミ http://slashdot.org/submit.pl ]窓口からレビューを送ってください。セクションのドロップ・ダウン・メニューから「ブック・レビュー」を選んで。もし重要な改訂が必要だったら、メールで行うことになりますが、Slashdotのシステムにストーリーを送る方法としてウェブ・フォームが一番ですね。 -タレコミ原稿は手元に保存しておいてください。マーフィーの法則は健在だから。 --最初に触れる際には、完全な書名を記しましょう。大文字やカンマの入れ方は、本のカバーや口絵にあるものと同じにして。書名が長すぎるなら、後の言及ではかなり縮めるのがいいでしょう。けれど、だからといって、読者がそのレビューについていけるようになるまでは、<cite>Robert Wallywhumper: A Critical Treatise on the Origins and Outcomes of the Great Penullbian Winklethree</cite>のことを、単に<cite>Bob</cite>なんて呼んだりしないように。 +-最初に触れる際には、完全な書名を記しましょう。大文字やカンマの入れ方は、本のカバーや口絵にあるものと同じにして。書名が長すぎるなら、後の言及ではかなり縮めるのがいいでしょう。けれど、だからといって、読者がそのレビューについていけるようになるまでは、<cite&gt;Robert Wallywhumper: A Critical Treatise on the Origins and Outcomes of the Great Penullbian Winklethree</cite&gt;のことを、単に<cite>Bob</cite>なんて呼んだりしないように。 -面白く読めることと流れが肝心。スペルやグラマーやカンマ、ピリオドの使い方には努力すべしといっても、些細なことに鞭打つのはいけません。(タレコミの前にあなたの書いたレビューをスペル・チェッカにかけてくださいね。) 著者名と書名に関してはさらに慎重を。砕けた感じに、かといって真面目に書くこと。お友達に時事問題についてのお手紙をときみたいにね。 -読者が自分でその本を探せるように、ISBNの番号と、出版社と、その他詳細を書き入れるのを忘れないこと。Slashdotの他のブック・レビューに含まれている様式をチェックして、どんな情報が必要とされるのかを確認してね。1〜10で評価を決めてね。10なら卓越した本で、1なら触るのも危険な本、ということ。 -その本そのものや、著者や、そのトピックを扱っているサイトへの関連リンクを含めること。著者の個人サイトならとってもよい。特に、著者が自分の興味や著作を発信しているとね。フィクションの書き手だったら、インタビューや本格的なファン・サイトが見つかるかもしれない。 -何文字で書けというのはありませんが、繰り返しますけれど、バランスには努力をしてください。ちょうどいい長さとか形式のいい例としては、[ chromatic http://slashdot.org/search.pl?query=chromatic&op=stories&author=&topic=&section=books&sort=1 ]とか[ Duncan Lawie http://slashdot.org/search.pl?query=Lawie&op=stories&author=&topic=&section=books&sort=1 ]とか、うまいレビュアーの過去のレビューを見てみてくださいね。 ---- -じゃあ、楽しくやってね。それから何か質問があれば、遠慮なく[ Hemos mailto:hemos****@slash***** ]か[ Tim mailto:timot****@slash***** ]に聞いてね。