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ディストリビューション動作確認情報トップ i120Rg_1_small.jpg

Express5800/i120Rg-1

対象ディストリビューション:Vine Linux 3.2( KERNEL 2.4.31-0vl1.8smp )

本ページの内容は、限られた評価環境における検証結果に基づいた動作確認情報です。 ページ内の情報をご活用いただく前に予め「ご利用にあたっての注意事項」をご覧ください。

記号の意味

◎…当該ディストリビューションで動作可能
○…当該ディストリビューションに最新ドライバ等を適用し動作可能
×…動作不可
-…未サポート

■製品情報

ハードウェア製品情報はこちらを参照してください。

■インストール確認

ハードウェア構成

構成1(SATA2)

  • N8100-1357Y:Express5800/i120Rg-1 SATA ディスクレスモデル XD2/1.60G(4)×1
  • N8150-207A:増設用80GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug)×1
  • N8150-208A:増設用160GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug)×1
  • N8150-209A:増設用250GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug)×1

構成2(SATA-DAC)

  • N8100-1358Y:Express5800/i120Rg-1 SATA ディスクレスモデル XD2/L2.33G(4)×1
  • N8116-09:ライザカード(PCIEXPRESS)×1
  • N8103-101:ディスクアレイコントローラ(SATA2)×1
  • N8150-207A:増設用80GB HDD(SATA2,7200rpm,HotPlug)(SATA-DAC,RAID5)×3

オンボードディスクアレイ機能(LSI Logic Embedded MegaRAID)は使用できません。
SAS ディスクモデルは、本ディストリビューションで動作しません。

動作確認

構成1

  • 評価項目:結果:コメント
  • OSのインストール:◎(注1)(注2):CD-ROM からのBootにてインストール。
  • X Window Systemの動作:×(注4):1024x768 16bit color
  • PS/2 マウス・キーボード:◎
  • 標準LANポート:○(注5):telnet,ftpの動作を確認
  • 標準LANポート二重化(Bonding):◎(注6):telnet,ftpの動作を確認
  • CPUの認識:◎cat /proc/cpuinfoを確認
  • メモリの認識:◎cat /proc/meminfoを確認
  • 作成パーティション数:14:ドライブ全領域を使用。
  • ハードドライブ:◎:ファイルのコピー/比較を確認。
  • RAIDドライブの縮退動作:-:運用中にRAID構成のHDDを1つ取外しても、動作。
  • RAIDドライブの再構築(HotPlug対応):-:運用中にDEADのDISKを交換すると、自動で再構築する。
  • 負荷ランニング:12H:各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
  • 再起動:10:繰り返し回数
  • シリアル・コンソール:◎:設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。

構成2

  • 評価項目:結果:コメント
  • OSのインストール:○(注2)(注3):CD-ROM からのBootにてインストール。
  • X Window Systemの動作:×(注4):1024x768 16bit color
  • PS/2 マウス・キーボード:◎
  • 標準LANポート:○(注5):telnet,ftpの動作を確認
  • 標準LANポート二重化(Bonding):◎(注6):telnet,ftpの動作を確認
  • CPUの認識:◎cat /proc/cpuinfoを確認
  • メモリの認識:◎cat /proc/meminfoを確認
  • 作成パーティション数:14:ドライブ全領域を使用。
  • ハードドライブ:◎:ファイルのコピー/比較を確認。
  • RAIDドライブの縮退動作:◎:運用中にRAID構成のHDDを1つ取外しても、動作。
  • RAIDドライブの再構築(HotPlug対応):◎:運用中にDEADのDISKを交換すると、自動で再構築する。
  • 負荷ランニング:12H:各ドライブ、ネットワーク・ドライブへの負荷。
  • 再起動:10:繰り返し回数
  • シリアル・コンソール:◎:設定を行うことで、コンソール出力が表示される。ログインできる。

(注1) インストールに際して、BIOS設定を変更してください。HDDを認識するために必要です。
BIOS設定変更手順

  1. 起動時にF2キーで、BIOSセットアップメニューに入る。
  2. Advancedメニューを開く。
  3. Peripheral Configurationを選択。
  4. 設定を次のように変更する。
    SATA Controller Mode Option: Enhanced
    SATA AHCI: Enabled 
    

(注2) インストールにおいて次の設定を行ってください。

  • 次のインストール・オプションを使用してください。
    boot: text
    
  • インストーラの言語選択では"English"を選択してください。"Japanese"を選択した場合、"install exited abnormally"が発生し、インストールできません。

(注3) Promise社Webより入手したドライバソースからドライバディスクを作成し、以下の手順でインストールを実施しました。

  • ドライバの作成
    1. 以下のファイルを事前に用意する。
      6_stex_linux_src_2.24.0.4.tar.gz : ドライバソース
      kernel-2.4.31-0vl1.8.src.rpm : カーネルソース
      kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm : カーネルソース
      drvblock.img : ブロックドライバFDイメージ
      
    2. カーネルソース(kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm)をインストール
      # rpm -ivh kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm
      
    3. ドライバソースの展開
      # tar zxvf 6_stex_linux_src_2.24.0.4.tar.gz
      
    4. 動作環境用ドライバの作成
      # cp /usr/src/linux/config/kernel-2.4.31-i386-BOOT.config /usr/src/linux/.config
      # cd stex24_2.24.0.4
      # make
      → driver(stex.o)が作成される
      → 動作環境用ドライバ(stex-run.o)として保存
      
    5. インストール用カーネルソースの作成
      # rpm -ivh kernel-2.4.31-0vl1.8.src.rpm
      ~/rpm/SPEC/kernel-2.4-0vl.specを編集
      %define buildsmp 0
      %define buildBOOT 1
      # rpmbuild -bc ~/rpm/SPEC/kernel-2.4-0vl.spec
      
    6. インストール用ドライバの作成 # rm /usr/src/linux
      # ln -s /root/rpm/BUILD/linux-2.4.31 /usr/src/linux
      # cp /root/rpm/BUILD/linux-2.4.31/config/.config /usr/src/linux/.config
      /usr/src/linux/include/linux/version.hの修正
      2.4.31-0vl1.8 → 2.4.31-0vl1.8BOOT
      # cd stex24_2.24.0.4
      # make
      → driver(stex.o)が作成される
      → インストーラ用ドライバ(stex-inst.o)として保存
      
  • ドライバディスクの作成
    1. ブロックドライバイメージをマウント
      # mkdir image
      # mount -o loop drvblock.img image
      
    2. modules.cgzの取出し
      # cp image/modules.cgz ./
      # gzip -d -S .cgz modules.cgz
      # cpio -id --file=modules
      → "2.4.31-0vl1.8BOOT"というディレクトリができる
      
    3. インストーラ用EX8350モジュールの組込み
      "6. インストーラ用ドライバの作成"で作成したドライバをコピー
      # cp stex-inst.o 2.4.31-0vl1.8BOOT/stex.o
      
    4. modules.cgzの再構築
      # find 2.4.31-0vl1.8BOOT -print | cpio -o --file=modules --format=newc
      # gzip -9 -S .cgz modules
      # cp modules.cgz image/
      
    5. 動作環境用ドライバをドライバイメージにコピー
      # mkdir image/RunDriver
      # cp stex-run.o image/RunDriver/stex.o
      
    6. "2.4.31-0vl1.8BOOT"配下の以下のファイルを置換
      • pcitable
        0x105a 0x8350 "stex" "Promise_ST_SX8350_8300_16350_16300 Controller"
        0x105a 0xc350 "stex" "Promise_ST_SX12350_12300 Controller"
        0x105a 0x4302 "stex" "Promise_ST_SX4350_4300 Controller"
        
      • modules.dep
        stex: scsi_mod sd_mod sr_mod
        
      • modinfo
        Version 0
        stex
        scsi
        "Promise SuperTrak-EX-Series Controller Series Driver"
        
    7. ブロックドライバFDへの書込み
      # umount image
      # dd if=drvblock.img of=/dev/fd0
      
  • インストール手順
    1. 作成したドライバディスクを用意する。
    2. インストールCDから以下のカーネルオプションでインストーラを起動する。
      boot: text usb-storage dd
      
    3. 要求されたところでドライバディスクからドライバを読込ませる。
    4. インストール完了まで通常通り進める。
    5. "Complete"画面が表示されたところでコンソール切替え(Ctl+ALT+F2)
    6. 動作環境用ドライバのコピー&initrd の作成
      # chroot /mnt/sysimage
      # mount /dev/sda /mnt/floppy
      # cp /mnt/floppy/RunDriver/stex.o /lib/modules/2.4.31-0vl1.8smp/kernel/drivers/scsi
      # umount /mnt/floppy
      # mkinitrd --preload scsi_mod --preload sd_mod --preload sr_mod --with stex /boot/initrd-2.4.31-0vl1.8smp.img 2.4.31-0vl1.8smp
      
    7. /etc/lilo.conの編集
      "boot=/dev/sdb" と異なる場合はこうする。
      "boot=/dev/sdb" 以外の箇所で、文字列 "sdb" を "sda" に変更。
      カーネルオプションに以下を追加する。
      initrd=/boot/initrd-2.4.31-0vl1.8smp.img
      
    8. liloの更新
      # /sbin/lilo
      
    9. インストーラに戻り(Ctl+Alt+F1)、終了し再起動
    10. 再起動後、/etc/lilo.confの "boot=/dev/sdb" を "boot=/dev/sda" に変更し、再度liloを更新する。

(注4) X Window Systemは起動時にエラーが発生し動作しません。

(注5) 標準LANポートはディストリビューションに含まれるLANドライバでは動作しないため、Intel社Webより入手したソースからドライバをmakeし適用しました。

  1. kernel-sourceのインストール
    # rpm -ivh kernel-source-2.4.31-0vl1.8.i386.rpm
    
  2. ドライバソースの展開
    # tar zxvf e1000-x.x.x.tar.gz
    
  3. ドライバのMake/インストール
    # cd e1000-x.x.x/src
    # make ; make install
    

(注6) Linuxに標準で搭載されている、Bondingドライバを使用します。評価における設定の概要はこちらのページを参照してください。負荷分散(LB)機能は性能の検証が必要です。

■HDD増設

  • 型番:機器名称:結果:評価概要
  • N8150-207A:増設用 80GB HDD(SATA2/300, 7200krpm, Hotplug対応):◎:ファイルのコピー/比較動作を確認。
  • N8150-208A:増設用 160GB HDD(SATA2/300, 7200krpm, Hotplug対応):◎:同上
  • N8150-209A:増設用 250GB HDD(SATA2/300, 7200krpm, Hotplug対応):◎:同上

■CPU増設

  • 型番:機器名称:結果:評価概要
  • N8101-352:増設CPUボード (XD2/1.60G(4))×1:◎cat /proc/cpuinfoを確認。
  • N8101-366:増設CPUボード (XD2/L2.33G(4))×1:◎:同上

■メモリ増設

  • 型番:機器名称:結果:評価概要
  • N8102-277:1GB増設メモリボード(DDR2-667, 512MB x2)×4:◎cat /proc/meminfoを確認。
  • N8102-278:2GB増設メモリボード(DDR2-667, 1GB x2)×2:◎:同上
  • N8102-279:4GB増設メモリボード(DDR2-667, 2GB x2)×1:◎:同上

標準のカーネルでは4GBまでしか使用できません。

■LAN増設

  • 型番:機器名称:結果:評価概要
  • N8104-122:1000BASE-T接続ボード(2ch,LowPro)×1:◎:telnet,ftpの動作を確認。LANポート二重化機能の動作を確認(注)

(注) Linuxに標準で搭載されている、Bondingドライバを使用します。評価における設定の概要はこちらのページを参照してください。負荷分散(LB)機能は性能の検証が必要です。

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