翻訳ドキュメント管理用
Revision | 7c42a26a0f0d0a2cd052a244c1a8886f648f4c3d (tree) |
---|---|
Time | 2022-04-28 05:14:52 |
Author | Akihiro Motoki <amotoki@gmai...> |
Commiter | Akihiro Motoki |
bzip2: Update translations
@@ -11,7 +11,8 @@ | ||
11 | 11 | .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO |
12 | 12 | .\" all rights reserved. |
13 | 13 | .\" Translated 2003-04-29, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
14 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
14 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
15 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
15 | 16 | .\" |
16 | 17 | .TH BZDIFF 1 |
17 | 18 | .SH 名前 |
@@ -21,12 +22,12 @@ bzcmp, bzdiff \- bzip2 圧縮されたファイルを比較する | ||
21 | 22 | .br |
22 | 23 | \fBbzdiff\fP [ diff_options ] file1 [ file2 ] |
23 | 24 | .SH 説明 |
24 | -\fIbzcmp\fP と \fIbzdiff\fP は bzip2 圧縮されたファイルに対し、それぞれ \fIcmp\fP と \fIdiff\fP | |
25 | +\fIbzcmp\fP と \fIbzdiff\fP は、 bzip2 圧縮されたファイルに対して、それぞれ \fIcmp\fP と \fIdiff\fP | |
25 | 26 | プログラムを呼び出すために使われる。 指定されたすべてのオプションは \fIcmp\fP や \fIdiff\fP に直接渡される。 ファイルが 1 |
26 | -つしか指定されていない場合、比較されるファイルは \fIfile1\fP と \fIfile1\fP.bz2 を伸長したファイルである。 2 | |
27 | +つしか指定されなかった場合、\fIfile1\fP と \fIfile1\fP.bz2 を伸長したファイルが比較される。 2 | |
27 | 28 | つのファイルが指定された場合、必要であれば伸長を行ってから、 \fIcmp\fP や \fIdiff\fP に渡される。 終了状態は \fIcmp\fP や |
28 | 29 | \fIdiff\fP のものが採用される。 |
29 | 30 | .SH 関連項目 |
30 | 31 | cmp(1), diff(1), bzmore(1), bzless(1), bzgrep(1), bzip2(1) |
31 | 32 | .SH バグ |
32 | -\fIcmp\fP や \fIdiff\fP プログラムのメッセージは、指定されたファイル名ではなく、 テンポラリのファイル名を参照する。 | |
33 | +\fIcmp\fP や \fIdiff\fP プログラムのメッセージでは、指定されたファイル名ではなく、 一時ファイルの名前が使用される。 |
@@ -11,7 +11,8 @@ | ||
11 | 11 | .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO |
12 | 12 | .\" all rights reserved. |
13 | 13 | .\" Translated 2003-05-01, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
14 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
14 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
15 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
15 | 16 | .\" |
16 | 17 | .TH BZGREP 1 |
17 | 18 | .SH 名前 |
@@ -23,13 +24,13 @@ bzgrep, bzfgrep, bzegrep \- bzip2 圧縮されている可能性のあるファ | ||
23 | 24 | .br |
24 | 25 | \fBbzfgrep\fP [ fgrep_options ] \fB[\ \-e\ ]\fP\fI pattern\fP \fIfilename\fP.\|.\|. |
25 | 26 | .SH 説明 |
26 | -\fIbzgrep\fP は、bzip2 で圧縮されたファイルに対して \fIgrep\fP を呼び出すために使われる。 指定されたすべてのオプションは | |
27 | -\fIgrep\fP に直接渡される。 ファイルが指定されない場合は、標準入力を (必要であれば伸長した後で) \fIgrep\fP に渡す。 | |
28 | -それ以外の場合は、指示されたファイルを (必要であれば伸長した後で) \fIgrep\fP に渡す。 | |
27 | +\fIbzgrep\fP は、 bzip2 で圧縮されたファイルに対して \fIgrep\fP を呼び出すために使われる。 指定されたすべてのオプションは | |
28 | +\fIgrep\fP に直接渡される。 ファイルが指定されなかった場合は、標準入力を (必要であれば伸長した後で) \fIgrep\fP に渡す。 | |
29 | +それ以外の場合は、指定されたファイルを (必要であれば伸長した後で) \fIgrep\fP に渡す。 | |
29 | 30 | .PP |
30 | -\fIbzgrep\fP が \fIbzegrep\fP や \fIbzfgrep\fP として呼び出された場合、 \fIegrep\fP と \fIfgrep\fP がそれぞれ | |
31 | -\fIgrep\fP の代わりに使われる。 環境変数 GREP が設定された場合、 \fIbzgrep\fP はその内容を \fIgrep\fP | |
32 | -プログラムの代わりに呼び出す。 たとえば、 | |
31 | +\fIbzgrep\fP が \fIbzegrep\fP や \fIbzfgrep\fP として呼び出された場合、 それぞれ \fIegrep\fP と \fIfgrep\fP が | |
32 | +\fIgrep\fP の代わりに使われる。 環境変数 GREP が設定されている場合、 \fIbzgrep\fP は \fIgrep\fP | |
33 | +プログラムとしてこの環境変数で指定されたものを呼び出す。 たとえば、 | |
33 | 34 | |
34 | 35 | sh の場合: GREP=fgrep bzgrep string files |
35 | 36 | csh の場合: (setenv GREP fgrep; bzgrep string files) |
@@ -10,7 +10,8 @@ | ||
10 | 10 | .\" Translated 2000-12-20, Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp> |
11 | 11 | .\" Updated & Modified 2003-04-29, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
12 | 12 | .\" Updated & Modified 2012-04-20, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>, 1.0.6 |
13 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
13 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
14 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
14 | 15 | .\" |
15 | 16 | .TH bzip2 1 |
16 | 17 | .SH 名前 |
@@ -32,31 +33,31 @@ bzip2recover \- 破損した bzip2 ファイルからデータを復元する | ||
32 | 33 | \fBbzip2recover\fP \fIfilename\fP |
33 | 34 | |
34 | 35 | .SH 説明 |
35 | -\fIbzip2\fP は、Burrows\-Wheeler ブロックソートテキスト圧縮アルゴリズムと Huffman コード化を使ってファイルを圧縮する。 | |
36 | +\fIbzip2\fP は、Burrows\-Wheeler ブロックソートテキスト圧縮アルゴリズムと Huffman 符号化を使ってファイルを圧縮する。 | |
36 | 37 | 圧縮率は、一般的な LZ77/LZ78 ベースの圧縮率に比べると、大抵の場合でとても良い。 また、圧縮速度は、統計的圧縮法である PPM |
37 | 38 | 圧縮の速度に近づいている。 |
38 | 39 | |
39 | -コマンドラインオプションは \fIGNU gzip\fP のオプションにわざと似せてあるが、同じではない。 | |
40 | +コマンドラインオプションは \fIGNU gzip\fP のオプションに意図的に似せてあるが、同じではない。 | |
40 | 41 | |
41 | -\fIbzip2\fP はコマンドラインのフラグを伴ったファイル名のリストを受け取る。 各ファイルは、"original_name.bz2" という名前の | |
42 | -圧縮されたファイルに置き換えられる。 圧縮ファイルの修正日・アクセス権・(設定可能な場合の) 所有者は、 元のファイルと同じになる。 | |
43 | -これにより、伸長時に属性が正しく復元される。 ファイル名の操作は、 元のファイル名・アクセス権・所有者を保存する仕組みが ファイルシステムになかったり、 | |
42 | +\fIbzip2\fP は、 コマンドラインフラグとファイル名のリストを受け取る。 各ファイルは、"original_name.bz2" | |
43 | +という名前の圧縮されたファイルに置き換えられる。 各圧縮ファイルの修正日、アクセス権、 (設定可能な場合の) 所有者は、 元のファイルと同じになる。 | |
44 | +これにより、伸長時に属性が正しく復元される。 ファイル名の操作は、 元のファイル名、アクセス権、所有者を保存する仕組みがファイルシステムになかったり、 | |
44 | 45 | MS\-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 とても面倒である。 |
45 | 46 | |
46 | 47 | \fIbzip2\fP と \fIbunzip2\fP はデフォルトでは既存のファイルを上書きしない。 上書きしたい場合は \-f フラグを指定すること。 |
47 | 48 | |
48 | -ファイル名が指定されない場合、 \fIbzip2\fP 標準入力を圧縮して標準出力に書き出す。 この場合、 \fIbzip2\fP | |
49 | +ファイル名が指定されない場合、 \fIbzip2\fP は標準入力を圧縮して標準出力に書き出す。 この場合、 \fIbzip2\fP | |
49 | 50 | は圧縮された出力を端末には書き出さない。 なぜなら、この出力は全く分かりにくくて、無駄なものだからである。 |
50 | 51 | |
51 | 52 | \fIbunzip2\fP (または \fIbzip2 \-d\fP) は、指定された全てのファイルを伸長する。 \fIbzip2\fP |
52 | 53 | で圧縮されていないファイルは検知され、無視される。 さらに警告が出される。 \fIbzip2\fP |
53 | 54 | は、以下のようにして圧縮ファイルの名前から伸長後のファイル名を推測する。 |
54 | 55 | |
55 | - filename.bz2 は filename になる。 | |
56 | - filename.bz は filename になる。 | |
57 | - filename.tbz2 は filename.tar になる。 | |
58 | - filename.tbz は filename.tar になる。 | |
59 | - anyothername は anyothername.out になる。 | |
56 | + filename.bz2 は filename になる。 | |
57 | + filename.bz は filename になる。 | |
58 | + filename.tbz2 は filename.tar になる。 | |
59 | + filename.tbz は filename.tar になる。 | |
60 | + anyothername は anyothername.out になる。 | |
60 | 61 | |
61 | 62 | ファイル名が \fI.bz2\fP, \fI.bz\fP, \fI.tbz2\fP, \fI.tbz\fP のような認識される拡張子のいずれかで終っていない場合、 |
62 | 63 | \fIbzip2\fP は元のファイル名が推測できないという警告を出し、 \fI.out\fP を付加した名前を元のファイル名として使う。 |
@@ -67,29 +68,29 @@ MS\-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 | ||
67 | 68 | 伸長して得られるファイルは、圧縮前のファイルを連結したものになる。 連結した圧縮ファイルの完全性テスト (\-t) もサポートされている。 |
68 | 69 | |
69 | 70 | \-c フラグを指定することにより、 圧縮・伸長されたファイルを標準出力に書き出すこともできる。 |
70 | -このフラグを指定して、複数のファイルを圧縮・伸長することができる。 結果の出力は標準出力に順番に書き出される。 この方式による複数ファイルの圧縮では、 | |
71 | +このフラグを指定して、複数のファイルを圧縮・伸長することもできる。 結果の出力は標準出力に順番に書き出される。 この方式による複数ファイルの圧縮では、 | |
71 | 72 | 複数圧縮ファイル表現を含むストリームが生成される。 このようなストリームは、 バージョン 0.9.0 以降の \fIbzip2\fP |
72 | 73 | でしか正しく伸長できない。 これより前のバージョンの \fIbzip2\fP ではストリーム中の最初のファイルを伸長した後に停止する。 |
73 | 74 | |
74 | 75 | \fIbzcat\fP (または \fIbzip2 \-dc\fP) は指定した全てのファイルを伸長し、標準出力に書き出す。 |
75 | 76 | |
76 | -\fIbzip2\fP は環境変数 \fIBZIP2\fP, \fIBZIP\fP からこの順番で引き数を読み込み、 | |
77 | -コマンドラインから読み込まれた引き数よりも先に処理する。 これはデフォルトの引き数を与える便利な方法である。 | |
77 | +\fIbzip2\fP は環境変数 \fIBZIP2\fP, \fIBZIP\fP からこの順番で引数を読み込み、 コマンドラインから読み込まれた引数よりも先に処理する。 | |
78 | +これはデフォルトの引数を与える便利な方法である。 | |
78 | 79 | |
79 | 80 | 圧縮後のファイルが元のファイルより少し大きくなる場合であっても、 圧縮は常に行われる。 100 |
80 | -バイトより小さいぐらいのファイルは、圧縮によって大きくなる傾向がある。 なぜなら、この圧縮メカニズムが 定常的に 50 | |
81 | -バイトのオーバーヘッドを持つためである。 (大部分のファイル圧縮法による出力を含む) ランダムなデータは、 1 バイト当たり約 8.05 | |
82 | -ビットでコード化され、約 0.5% 大きくなる。 | |
81 | +バイトより小さいぐらいのファイルは、圧縮によって大きくなる傾向がある。 なぜなら、この圧縮メカニズムが 50 | |
82 | +バイトの固定サイズのオーバーヘッドを持つためである。 (大部分のファイル圧縮法による出力を含め) ランダムなデータは、 1 バイト当たり約 8.05 | |
83 | +ビットで符号化され、約 0.5% 大きくなる。 | |
83 | 84 | |
84 | -データ保護のための自己チェックとして、 \fIbzip2\fP は 32 ビット CRC を破損したファイルを元のファイルと同じにするために使う。 | |
85 | -これにより、圧縮データの破損とまだ見つかっていない \fIbzip2\fP のバグ (とても少ないことを期待する) からデータを保護することができる。 | |
85 | +データ保護のための自己チェックとして、 \fIbzip2\fP は 32 ビット CRC を使って伸長されたファイルが元のファイルと同一であることを保証する。 | |
86 | +これにより、圧縮データの破損や未知の \fIbzip2\fP のバグ (めったにないことを期待する) からデータを保護できる。 | |
86 | 87 | データの破損が検知されない確率は非常に少なく、 各ファイル処理につき 40 億回に 1 回程度である。 |
87 | -しかし、このチェックは伸長のときにしか行われないので、 何か間違いがあることを知らせるだけである点に注意すること。 | |
88 | -オリジナルの圧縮されていないデータを復元する助けにはならない。 破損したファイルからデータを復元するためには、 \fIbzip2recover\fP | |
89 | -を使うことができる。 | |
88 | +しかし、このチェックは伸長時にしか行われないので、 何かおかしい点があることを知らせるだけである点に注意すること。 | |
89 | +オリジナルの圧縮されていないデータを復元する助けにはならない。 \fIbzip2recover\fP | |
90 | +を使って、破損したファイルからのデータの復元を試すことができる。 | |
90 | 91 | |
91 | -返り値: 正常終了の場合、0 が返される。 実行環境の問題 (ファイルがない・不正なフラグ・ I/O エラーなど) がある場合、1 が返される。 | |
92 | -破損した圧縮ファイルの場合、2 が返される。 \fIbzip2\fP にパニックを引き起こす内部整合性エラー (例えば、バグ) の場合、3 が返される。 | |
92 | +返り値: 正常終了の場合、0 が返される。 実行環境の問題 (ファイルがない、 不正なフラグ、 I/O エラーなど) がある場合、1 が返される。 | |
93 | +破損した圧縮ファイルの場合、2 が返される。 \fIbzip2\fP にパニックを引き起こす内部整合性エラー (バグなど) の場合、3 が返される。 | |
93 | 94 | |
94 | 95 | .SH オプション |
95 | 96 | .TP |
@@ -111,15 +112,15 @@ MS\-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 | ||
111 | 112 | 出力ファイルの上書きをさせる。 通常、 \fIbzip2\fP は既存の出力ファイルを上書きしない。 さらに \fIbzip2\fP |
112 | 113 | にファイルへのハードリンクを削除させる。 このオプションが指定されていない場合は、ハードリンクの削除もされない。 |
113 | 114 | |
114 | -通常 bzip2 は正しいマジックヘッダバイトを持たないファイルを伸長しない。 ただし (\-f) で強制すれば、これらのファイルも修正せずに通過させる。 | |
115 | -これは GNU gzip の動作と同じである。 | |
115 | +通常 bzip2 は正しいマジックヘッダーバイトを持たないファイルを伸長しない。 ただし (\-f オプションで) | |
116 | +強制すれば、これらのファイルも修正せずに通過させる。 これは GNU gzip の動作と同じである。 | |
116 | 117 | .TP |
117 | 118 | \fB\-k \-\-keep\fP |
118 | 119 | 伸長・展開の後でも入力ファイルを保存する (削除しない)。 |
119 | 120 | .TP |
120 | 121 | \fB\-s \-\-small\fP |
121 | -圧縮・伸長・テストの際のメモリ使用量を減らす。 1 ブロックバイト当たり 2.5 バイトしか必要としない 修正されたアルゴリズムを使って、 | |
122 | -ファイルの伸長・テストが行われる。 全てのファイルが 2300kB のメモリで伸長できるが、 通常の速度の約半分の速度になってしまう。 | |
122 | +圧縮・伸長・テストの際のメモリ使用量を減らす。 1 ブロックバイト当たり 2.5 バイトしか必要としない修正版のアルゴリズムを使って、 | |
123 | +ファイルの伸長・テストが行われる。 どのファイルでも 2300kB のメモリで伸長できるが、 通常の速度の約半分の速度になってしまう。 | |
123 | 124 | |
124 | 125 | 圧縮の場合、\-s フラグを使うと 200kB のブロックサイズが選択される。 メモリ使用量はこれと同じくらいになるが、圧縮率が犠牲になる。 |
125 | 126 | つまり、計算機にメモリが少ない (8 MB 以下) 場合は、 全てのファイルについて \-s フラグを使うこと。 |
@@ -129,34 +130,34 @@ MS\-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 | ||
129 | 130 | 本質的でない警告メッセージを抑制する。 I/O エラーと致命的なイベントに関係するメッセージは抑制されない。 |
130 | 131 | .TP |
131 | 132 | \fB\-v \-\-verbose\fP |
132 | -詳細表示モード \-\- 各ファイル処理について圧縮率を表示する。 さらに \-v の数を増やすと、詳細表示のレベルも上がり、 | |
133 | +詳細表示モード \-\- 処理された各ファイルについて圧縮率を表示する。 さらに \-v の数を増やすと、詳細表示のレベルも上がり、 | |
133 | 134 | 主に診断を目的とする多くの情報を書き出す。 |
134 | 135 | .TP |
135 | 136 | \fB\-L \-\-license \-V \-\-version\fP |
136 | -ソフトウェアのバージョン・ライセンス・配布条件を表示する。 | |
137 | +ソフトウェアのバージョン、ライセンス、配布条件を表示する。 | |
137 | 138 | .TP |
138 | 139 | \fB\-1 (または \-\-fast) から \-9 (または \-\-best)\fP |
139 | -圧縮の場合、ブロックサイズを 100 k, 200 k .. 900 k に設定する。 伸長の場合、何も影響を及ぼさない。 | |
140 | +圧縮の場合、ブロックサイズを 100 k, 200 k .. 900 k に設定する。 伸長の場合、何も効果もない。 | |
140 | 141 | 以下の「メモリ管理」セクションを参照すること。 \-\-fast と \-\-best エイリアスは、 主として GNU gzip との互換性のためにある。 |
141 | 142 | 特に \-\-fast オプションで目に見えて速くなる訳ではない。 また \-\-best は単にデフォルトの動作を選択するだけである。 |
142 | 143 | .TP |
143 | 144 | \fB\-\-\fP |
144 | -これ以降の引き数が、たとえダッシュで始まるものであっても、 ファイル名として扱う。 これにより、ダッシュで始まる名前のファイルを扱うことができる。 | |
145 | +これ以降の引数が、たとえダッシュで始まるものであっても、 ファイル名として扱う。 これにより、ダッシュで始まる名前のファイルを扱うことができる。 | |
145 | 146 | 例を挙げる: bzip2 \-\- \-myfilename |
146 | 147 | .TP |
147 | 148 | \fB\-\-repetitive\-fast \-\-repetitive\-best\fP |
148 | 149 | これらのフラグは、バージョン 0.9.5 以降では余計なものである。 これらのフラグは、以前のバージョンでソートアルゴリズムの動作を |
149 | -大雑把に制御するために提供されたもので、時々は役立ったものである。 0.9.5 以降では、これらのフラグが無関係になる | |
150 | -改良されたアルゴリズムが使われている。 | |
150 | +大雑把に制御するために提供されたもので、時々は役立ったものである。 0.9.5 | |
151 | +以降では、これらのフラグが意味を持たない改良版のアルゴリズムが使われている。 | |
151 | 152 | |
152 | 153 | .SH メモリ管理 |
153 | -\fIbzip2\fP はブロック毎に大きなファイルを圧縮する。 ブロックサイズは、実行された結果の圧縮率と | |
154 | -圧縮・伸長に必要なメモリ使用量の両方に影響を及ぼす。 フラグ \-1 から \-9 は、それぞれブロックサイズ 100,000 バイトから (デフォルトの) | |
155 | -900,000 バイトを指定する。 伸長時には、圧縮に使われたブロックサイズが圧縮ファイルのヘッダから読み込まれ、 \fIbunzip2\fP | |
156 | -はファイルを伸長するのにちょうど十分なメモリを確保する。 ブロックサイズは圧縮ファイルに格納されているので、 伸長時にはフラグ \-1 から \-9 | |
157 | -は関係なく無視される。 | |
154 | +\fIbzip2\fP はブロック毎に大きなファイルを圧縮する。 ブロックサイズは、最終的な圧縮率と圧縮・伸長に必要なメモリ使用量の両方に影響を及ぼす。 | |
155 | +フラグ \-1 から \-9 は、それぞれブロックサイズ 100,000 バイトから (デフォルトの) 900,000 バイトを指定する。 | |
156 | +伸長時には、圧縮に使われたブロックサイズが圧縮ファイルのヘッダから読み込まれ、 \fIbunzip2\fP | |
157 | +はファイルを伸長するのにちょうど必要なメモリを確保する。 ブロックサイズは圧縮ファイルに格納されているので、 伸長時にはフラグ \-1 から \-9 | |
158 | +は意味を持たず無視される。 | |
158 | 159 | |
159 | -圧縮・伸縮に必要なメモリ使用量 (バイト単位) は、 以下のように計算できる: | |
160 | +圧縮・伸縮に必要なメモリ使用量 (バイト単位) は、 以下のように推測できる: | |
160 | 161 | |
161 | 162 | 圧縮: 400k + ( 8 x ブロックサイズ ) |
162 | 163 |
@@ -164,17 +165,17 @@ MS\-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 | ||
164 | 165 | 100k + ( 2.5 x ブロックサイズ ) |
165 | 166 | |
166 | 167 | 大きいブロックサイズにすると、境界の返り値をすぐに減少させる。 大部分の圧縮は、最初の 200kB から 300kB のブロックサイズでつくられる。 |
167 | -\fIbzip2\fP をメモリの少ない計算機で使う場合は、 このことを覚えておく価値がある。 | |
168 | -さらに、伸長に必要なメモリは、圧縮時にブロックサイズを選択することで 設定される点を知っておくことも重要である。 | |
168 | +\fIbzip2\fP をメモリの少ない計算機で使う場合は、 このことを覚えておく価値がある。 さらに、伸長に必要なメモリは、 | |
169 | +圧縮時のブロックサイズの選択で決まる点を知っておくことも重要である。 | |
169 | 170 | |
170 | 171 | デフォルトの 900kB ブロックサイズで圧縮されたファイルに対して、 \fIbunzip2\fP は伸長時に約 3700kB のメモリを必要とする。 4MB |
171 | -のメモリの計算機でファイル伸長をサポートするには、 \fIbunzip2\fP このメモリ量の約半分、約 2300kB を使って伸長するオプションがある。 | |
172 | -伸長速度も半分になるので、このオプションは必要な場合にのみ使うべきである。 関連するフラグとして \-s がある。 | |
172 | +のメモリの計算機でどんなファイルでも伸長できるようにするため、 \fIbunzip2\fP このメモリ量の約半分、約 2300kB | |
173 | +を使って伸長を行うオプションがある。 伸長速度も半分になるので、このオプションは必要な場合にのみ使うべきである。 関連するフラグとして \-s がある。 | |
173 | 174 | |
174 | 175 | 一般的には、メモリの制限が許す限り一番大きなブロックサイズを使うこと。 こうすることで圧縮率が最も良くなる。 |
175 | 176 | 圧縮・伸長の速度は事実上ブロックサイズに影響されない。 |
176 | 177 | |
177 | -他に重要な点が単一のブロックに適用される。 \-\- つまり、入手する大部分のファイルは、 大きいブロックサイズを使っているということである。 | |
178 | +単一ブロックに収まるようなファイルに関しては、重要な点がもう一つある。 入手するほとんどのファイルは、 大きいブロックサイズを使っている。 | |
178 | 179 | このファイルのサイズはブロックサイズより小さいので、 実際のメモリ使用量はファイルサイズに比例する。 例えば、20,000 バイト (20kB) |
179 | 180 | のファイルを \-9 フラグで圧縮する場合、 7600kB のメモリが確保されるが、400k + 20000 * 8 = 560kB しか使用しない。 |
180 | 181 | 同様に、伸長時には 3700kB が確保されるが、 100k + 20000 * 4 = 180 kB しか使用しない。 |
@@ -201,26 +202,26 @@ MS\-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 | ||
201 | 202 | \fIbzip2\fP は、通常 900kB のブロックでファイルを圧縮する。 各ブロックは独立に操作される。 メディアのエラーや転送エラーにより、 |
202 | 203 | 複数ブロックからなる .bz2 ファイルが破損しても、 ファイルの破損していないブロックからデータを復元できる可能性がある。 |
203 | 204 | |
204 | -各ブロックの圧縮された表現は、48 ビットのパターンで区切られる。 このパターンにより、論理的な確実性を持ってブロック境界を見つけることができる。 | |
205 | +各ブロックの圧縮された表現は、48 ビットのパターンで区切られる。 このパターンにより、妥当な確実性でブロック境界を見つけることができる。 | |
205 | 206 | 各ブロックにはそれぞれの 32 ビット CRC があるので、 破損したブロックは破損していないものと区別できる。 |
206 | 207 | |
207 | -\fIbzip2recover\fP は、.bz2 ファイルの各ブロックを検索し、 それ独自の .bz2 ファイルに各ブロックを書き出す。 ユーザーは、 | |
208 | -\fIbzip2\fP \-t を使って得られたファイルの完全性をテストし、 破損していないファイルとして伸長できる。 | |
208 | +\fIbzip2recover\fP は簡単なプログラムで、.bz2 ファイルの各ブロックを検索し、 それ独自の .bz2 ファイルに各ブロックを書き出す。 | |
209 | +ユーザーは、 \fIbzip2\fP \-t を使って得られたファイルの完全性をテストし、 破損していないファイルとして伸長できる。 | |
209 | 210 | |
210 | -\fIbzip2recover\fP は、破損したファイルを唯一の引き数として受け取り、 抽出されたブロックを含んだ "rec00001file.bz2", | |
211 | -"rec00002file.bz2", ..., という多くのファイルを書き出す。 出力ファイルの名前は、 | |
211 | +\fIbzip2recover\fP は、破損したファイルの名前を唯一の引数として受け取り、 "rec00001file.bz2", | |
212 | +"rec00002file.bz2", ..., という、抽出されたブロックが入ったファイルをたくさん書き出す。 出力ファイルの名前は、 | |
212 | 213 | その後の処理でワイルドカードが使えるように設計されている \-\- 例えば、 "bzip2 \-dc rec*file.bz2 > |
213 | 214 | recovered_data" \-\- とすれば、ファイルを正しい順番で処理することができる。 |
214 | 215 | |
215 | -大きな .bz2 ファイルには多くのブロックが含まれているので、 \fIbzip2recover\fP | |
216 | -は、ほとんどの場合、このようなファイルを扱うために使われる。 1 ブロックが全て破損したブロックは復元できないので、 | |
217 | -このようなファイルに対して使うのは明らかに無駄である。 メディアエラーや転送エラーによる潜在的なデータ損失を少なくしたいなら、 | |
216 | +ほとんどの場合、 \fIbzip2recover\fP が使われるのは、大きな .bz2 ファイルに対してである。 大きな .bz2 | |
217 | +ファイルにはブロックが多く含まれているからである。 1 ブロックで構成されるファイルが破損した場合に使っても明らかに無駄である。 | |
218 | +破損したブロックは復元できないからである。 メディアエラーや転送エラーによる潜在的なデータ損失を少なくしたいなら、 | |
218 | 219 | 小さいブロックサイズで圧縮することを考えた方が良い。 |
219 | 220 | |
220 | 221 | .SH 性能に関する注意 |
221 | -圧縮のソートフェーズでは、ファイル中の同一の文字列を集める。 そのため、"aabaabaabaab ..." のように (数百回) | |
222 | -同じシンボルが長く繰り返されているファイルは、 通常のものより圧縮が遅くなる。 バージョン 0.9.5 | |
223 | -以降では以前のバージョンに比べると、この点が良くなっている。 圧縮時間の最も悪い場合と平均の場合の比率は、10:1 の範囲である。 | |
222 | +圧縮のソートフェーズでは、ファイル内の同一の文字列を集める。 そのため、"aabaabaabaab ..." のように同じシンボルが (数百回) | |
223 | +長く繰り返されているファイルは、 通常のものより圧縮が遅くなる。 バージョン 0.9.5 | |
224 | +以降ではそれ以前のバージョンに比べると、この点が良くなっている。 圧縮時間の最も悪い場合と平均の場合の比率は、10:1 の範囲である。 | |
224 | 225 | 以前のバージョンでは、この比率は 100:1 であった。 もし見てみたいなら、\-vvvv オプションを使って、 詳細な圧縮過程の進行を見ることができる。 |
225 | 226 | |
226 | 227 | 伸長は、この現象に影響されない。 |
@@ -231,8 +232,8 @@ recovered_data" \-\- とすれば、ファイルを正しい順番で処理す | ||
231 | 232 | は、非常に大きなキャッシュを持った計算機で、 最も良い性能を発揮すると考えられる。 |
232 | 233 | |
233 | 234 | .SH 警告 |
234 | -I/O エラーのメッセージは、それほど役立たない。 \fIbzip2\fP は、できるだけ I/O エラーを検知して正しく終了しようとする。 | |
235 | -しかし、何が問題なのかの詳細は、ときどきかなり間違ったものに見える。 | |
235 | +I/O エラーのメッセージは、それほど役立たない。 \fIbzip2\fP は、できるだけ I/O エラーを検知してきれいに終了しようとする。 | |
236 | +しかし、何が問題なのかの詳細は、時としてかなり誤解しやすいものに見える。 | |
236 | 237 | |
237 | 238 | この man ページは、バージョン 1.0.8 の \fIbzip2\fP について述べている。 |
238 | 239 | このバージョンで生成された圧縮データは、 以前のパブリックリリースである |
@@ -241,14 +242,14 @@ I/O エラーのメッセージは、それほど役立たない。 \fIbzip2\fP | ||
241 | 242 | 複数のファイルを連結して圧縮したファイルを伸長できるが、 0.1pl2 では |
242 | 243 | 伸長できず、ストリームの最初にあるファイルを伸長した後に停止する。 |
243 | 244 | |
244 | -1.0.2 以前の \fIbzip2recover\fP は、圧縮ファイルでのビット位置を表現するために、 | |
245 | +1.0.2 より前の \fIbzip2recover\fP は、圧縮ファイルでのビット位置を表現するために、 | |
245 | 246 | 32 ビット整数を使っていた。そのため 512MB 以上の圧縮ファイルを扱えない。 |
246 | -バージョン 1.0.2 とそれ以降では、 512MB 以上の圧縮ファイルをサポート可能な | |
247 | -プラットフォーム (GNU がサポートするターゲットと Windows) では、 | |
248 | -64 ビット整数を使用している。この制限ありで bzip2recover がビルドされて | |
249 | -いるかを確認するには、bzip2recover 引き数なしで実行すればよい。 | |
247 | +バージョン 1.0.2 以降では、 64 ビット整数をサポート可能なプラットフォーム | |
248 | +(GNU がサポートするターゲットと Windows) では、 64 ビット整数を使用している。 | |
249 | +この制限ありで bzip2recover がビルドされているかを確認するには、 | |
250 | +bzip2recover を引数なしで実行すればよい。 | |
250 | 251 | 少なくとも MaybeUInt64 を符号なし 64 ビット整数型に設定して再コンパイル |
251 | -することにより、 非制限バージョンをビルドすることができる。 | |
252 | +することにより、 制限のないバージョンをビルドすることができる。 | |
252 | 253 | |
253 | 254 | |
254 | 255 |
@@ -257,12 +258,12 @@ Julian Seward, jseward@acm.org. | ||
257 | 258 | |
258 | 259 | https://sourceware.org/bzip2/ |
259 | 260 | |
260 | -\fIbzip2\fP に含まれているアイディアは、(少なくとも) 以下の方々のおかげである: | |
261 | +\fIbzip2\fP に含まれているアイデアは、(少なくとも) 以下の方々のおかげである: | |
261 | 262 | Michael Burrows, David Wheeler (ブロックソート変換), |
262 | -David Wheeler (Huffman コード化についても), | |
263 | -Peter Fenwick (オリジナルの \fIbzip\fP における構造化コード化モデル、そして多くの改良), | |
264 | -Alistair Moffat, Radford Neal, Ian Witten (オリジナルの \fIbzip\fP における算術コード化)。 | |
265 | -私は、彼らの助け・サポート・助言に対して感謝している。 | |
263 | +David Wheeler (Huffman 符号化についても), | |
264 | +Peter Fenwick (オリジナルの \fIbzip\fP における構造化符号化モデル、そして多くの改良), | |
265 | +Alistair Moffat, Radford Neal, Ian Witten (オリジナルの \fIbzip\fP における算術符号化)。 | |
266 | +私は、彼らの助け、サポート、助言に対して感謝している。 | |
266 | 267 | ドキュメントのソースの場所については、ソース配布の中のマニュアルを参照すること。 |
267 | 268 | Christian von Roques は、圧縮速度の向上のために、 |
268 | 269 | より速いソートアルゴリズムを探すことを勧めてくれた。 |
@@ -9,7 +9,8 @@ | ||
9 | 9 | .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO |
10 | 10 | .\" all rights reserved. |
11 | 11 | .\" Translated 2003-05-01, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
12 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
12 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
13 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
13 | 14 | .\" |
14 | 15 | .TH BZMORE 1 |
15 | 16 | .SH 名前 |
@@ -30,10 +31,10 @@ bzmore, bzless \- bzip2 圧縮されたテキストを CRT で見るためのフ | ||
30 | 31 | .PP |
31 | 32 | \fIbzmore\fP は端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイル \fI/etc/termcap\fP を調べる。 24 |
32 | 33 | 行表示できる端末では、デフォルトのウインドウサイズは 22 行である。 \fIbzmore\fP が一時停止しているときに打つことのできる、 |
33 | -その他のシーケンスとその結果は次の通りである (\fIi\fP はオプションの引き数 (整数値) で、デフォルトは 1 である)。 | |
34 | +その他のシーケンスとその結果は次の通りである (\fIi\fP はオプションの引数 (整数値) で、デフォルトは 1 である)。 | |
34 | 35 | .PP |
35 | 36 | .IP \fIi\|\fP<space> |
36 | -\fIi\fP 行分表示を進める (引き数が与えられない場合、1 画面分進める)。 | |
37 | +\fIi\fP 行分表示を進める (引数が与えられない場合、1 画面分進める)。 | |
37 | 38 | .PP |
38 | 39 | .IP ^D |
39 | 40 | 11 行進めて表示する (\*(lqスクロール\*(rq)。 \fIi\fP が与えられると、スクロールサイズが \fIi\|\fP に設定される。 |
@@ -83,7 +84,7 @@ bzmore, bzless \- bzip2 圧縮されたテキストを CRT で見るためのフ | ||
83 | 84 | (ドット) 前のコマンドを繰り返す。 |
84 | 85 | .PP |
85 | 86 | コマンドはすぐに影響を及ぼす。 つまりキャリッジリターンを打つ必要はない。 ユーザーはコマンド文字そのものを打つ前に、 |
86 | -数値の引き数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは \-\-続ける\-\- というメッセージを | |
87 | +数値の引数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは \-\-続ける\-\- というメッセージを | |
87 | 88 | もう一度表示させるために、削除文字を打ち込むことができる。 |
88 | 89 | .PP |
89 | 90 | 出力が端末に送られるどの時点でも、ユーザーは終了キー (通常は control\-\e) を 打ち込むことができる。 \fIbzmore\fP |
@@ -3,5 +3,6 @@ PO4A-HEADER: mode=before; position=^\.TH | ||
3 | 3 | .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO |
4 | 4 | .\" all rights reserved. |
5 | 5 | .\" Translated 2003-04-29, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
6 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
6 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
7 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
7 | 8 | .\" |
@@ -3,5 +3,6 @@ PO4A-HEADER: mode=before; position=^\.TH | ||
3 | 3 | .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO |
4 | 4 | .\" all rights reserved. |
5 | 5 | .\" Translated 2003-05-01, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
6 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
6 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
7 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
7 | 8 | .\" |
@@ -5,5 +5,6 @@ PO4A-HEADER: mode=before; position=^\.TH | ||
5 | 5 | .\" Translated 2000-12-20, Yuichi SATO <sato@complex.eng.hokudai.ac.jp> |
6 | 6 | .\" Updated & Modified 2003-04-29, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
7 | 7 | .\" Updated & Modified 2012-04-20, Akihiro MOTOKI <amotoki@gmail.com>, 1.0.6 |
8 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
8 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
9 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
9 | 10 | .\" |
@@ -3,5 +3,6 @@ PO4A-HEADER: mode=before; position=^\.TH | ||
3 | 3 | .\" Japanese Version Copyright (c) 2003 Yuichi SATO |
4 | 4 | .\" all rights reserved. |
5 | 5 | .\" Translated 2003-05-01, Yuichi SATO <ysato444@yahoo.co.jp> |
6 | -.\" To be translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
6 | +.\" Translated for 1.0.8, 2021-11-24 | |
7 | +.\" Updated, 2022-04-28, Akihiro Motoki <amotoki@gmail.com> | |
7 | 8 | .\" |
@@ -7,7 +7,7 @@ msgid "" | ||
7 | 7 | msgstr "" |
8 | 8 | "Project-Id-Version: bzip2 1.0.8\n" |
9 | 9 | "POT-Creation-Date: 2021-06-13 19:58+0900\n" |
10 | -"PO-Revision-Date: 2021-11-24 15:02+0900\n" | |
10 | +"PO-Revision-Date: 2022-04-28 04:58+0900\n" | |
11 | 11 | "Last-Translator: FULL NAME <EMAIL@ADDRESS>\n" |
12 | 12 | "Language-Team: Linux JM project <linuxjm-discuss@lists.osdn.me>\n" |
13 | 13 | "Language: ja\n" |
@@ -66,13 +66,7 @@ msgid "" | ||
66 | 66 | "I<file1> and an uncompressed I<file1>.bz2. If two files are specified, then " |
67 | 67 | "they are uncompressed if necessary and fed to I<cmp> or I<diff>. The exit " |
68 | 68 | "status from I<cmp> or I<diff> is preserved." |
69 | -msgstr "" | |
70 | -"I<bzcmp> と I<bzdiff> は bzip2 圧縮されたファイルに対し、それぞれ I<cmp> と " | |
71 | -"I<diff> プログラムを呼び出すために使われる。 指定されたすべてのオプションは " | |
72 | -"I<cmp> や I<diff> に直接渡される。 ファイルが 1 つしか指定されていない場合、" | |
73 | -"比較されるファイルは I<file1> と I<file1>.bz2 を伸長したファイルである。 2 つ" | |
74 | -"のファイルが指定された場合、必要であれば伸長を行ってから、 I<cmp> や I<diff> " | |
75 | -"に渡される。 終了状態は I<cmp> や I<diff> のものが採用される。" | |
69 | +msgstr "I<bzcmp> と I<bzdiff> は、 bzip2 圧縮されたファイルに対して、それぞれ I<cmp> と I<diff> プログラムを呼び出すために使われる。 指定されたすべてのオプションは I<cmp> や I<diff> に直接渡される。 ファイルが 1 つしか指定されなかった場合、I<file1> と I<file1>.bz2 を伸長したファイルが比較される。 2 つのファイルが指定された場合、必要であれば伸長を行ってから、 I<cmp> や I<diff> に渡される。 終了状態は I<cmp> や I<diff> のものが採用される。" | |
76 | 70 | |
77 | 71 | #. type: SH |
78 | 72 | #: original/man1/bzdiff.1:40 original/man1/bzgrep.1:55 |
@@ -97,9 +91,7 @@ msgstr "バグ" | ||
97 | 91 | msgid "" |
98 | 92 | "Messages from the I<cmp> or I<diff> programs refer to temporary filenames " |
99 | 93 | "instead of those specified." |
100 | -msgstr "" | |
101 | -"I<cmp> や I<diff> プログラムのメッセージは、指定されたファイル名ではなく、 テ" | |
102 | -"ンポラリのファイル名を参照する。" | |
94 | +msgstr "I<cmp> や I<diff> プログラムのメッセージでは、指定されたファイル名ではなく、 一時ファイルの名前が使用される。" | |
103 | 95 | |
104 | 96 | #. type: TH |
105 | 97 | #: original/man1/bzgrep.1:3 |
@@ -144,12 +136,7 @@ msgid "" | ||
144 | 136 | "options specified are passed directly to I<grep.> If no file is specified, " |
145 | 137 | "then the standard input is decompressed if necessary and fed to grep. " |
146 | 138 | "Otherwise the given files are uncompressed if necessary and fed to I<grep.>" |
147 | -msgstr "" | |
148 | -"I<bzgrep> は、bzip2 で圧縮されたファイルに対して I<grep> を呼び出すために使わ" | |
149 | -"れる。 指定されたすべてのオプションは I<grep> に直接渡される。 ファイルが指定" | |
150 | -"されない場合は、標準入力を (必要であれば伸長した後で) I<grep> に渡す。 それ" | |
151 | -"以外の場合は、指示されたファイルを (必要であれば伸長した後で) I<grep> に渡" | |
152 | -"す。" | |
139 | +msgstr "I<bzgrep> は、 bzip2 で圧縮されたファイルに対して I<grep> を呼び出すために使われる。 指定されたすべてのオプションは I<grep> に直接渡される。 ファイルが指定されなかった場合は、標準入力を (必要であれば伸長した後で) I<grep> に渡す。 それ以外の場合は、指定されたファイルを (必要であれば伸長した後で) I<grep> に渡す。" | |
153 | 140 | |
154 | 141 | #. type: Plain text |
155 | 142 | #: original/man1/bzgrep.1:49 |
@@ -157,10 +144,7 @@ msgid "" | ||
157 | 144 | "If I<bzgrep> is invoked as I<bzegrep> or I<bzfgrep> then I<egrep> or " |
158 | 145 | "I<fgrep> is used instead of I<grep.> If the GREP environment variable is " |
159 | 146 | "set, I<bzgrep> uses it as the I<grep> program to be invoked. For example:" |
160 | -msgstr "" | |
161 | -"I<bzgrep> が I<bzegrep> や I<bzfgrep> として呼び出された場合、 I<egrep> と " | |
162 | -"I<fgrep> がそれぞれ I<grep> の代わりに使われる。 環境変数 GREP が設定された場" | |
163 | -"合、 I<bzgrep> はその内容を I<grep> プログラムの代わりに呼び出す。 たとえば、" | |
147 | +msgstr "I<bzgrep> が I<bzegrep> や I<bzfgrep> として呼び出された場合、 それぞれ I<egrep> と I<fgrep> が I<grep> の代わりに使われる。 環境変数 GREP が設定されている場合、 I<bzgrep> は I<grep> プログラムとしてこの環境変数で指定されたものを呼び出す。 たとえば、" | |
164 | 148 | |
165 | 149 | #. type: Plain text |
166 | 150 | #: original/man1/bzgrep.1:52 |
@@ -243,20 +227,14 @@ msgid "" | ||
243 | 227 | "considerably better than that achieved by more conventional LZ77/LZ78-based " |
244 | 228 | "compressors, and approaches the performance of the PPM family of statistical " |
245 | 229 | "compressors." |
246 | -msgstr "" | |
247 | -"I<bzip2> は、Burrows-Wheeler ブロックソートテキスト圧縮アルゴリズムと " | |
248 | -"Huffman コード化を使ってファイルを圧縮する。 圧縮率は、一般的な LZ77/LZ78 " | |
249 | -"ベースの圧縮率に比べると、大抵の場合でとても良い。 また、圧縮速度は、統計的圧" | |
250 | -"縮法である PPM 圧縮の速度に近づいている。" | |
230 | +msgstr "I<bzip2> は、Burrows-Wheeler ブロックソートテキスト圧縮アルゴリズムと Huffman 符号化を使ってファイルを圧縮する。 圧縮率は、一般的な LZ77/LZ78 ベースの圧縮率に比べると、大抵の場合でとても良い。 また、圧縮速度は、統計的圧縮法である PPM 圧縮の速度に近づいている。" | |
251 | 231 | |
252 | 232 | #. type: Plain text |
253 | 233 | #: original/man1/bzip2.1:46 |
254 | 234 | msgid "" |
255 | 235 | "The command-line options are deliberately very similar to those of I<GNU " |
256 | 236 | "gzip,> but they are not identical." |
257 | -msgstr "" | |
258 | -"コマンドラインオプションは I<GNU gzip> のオプションにわざと似せてあるが、同じ" | |
259 | -"ではない。" | |
237 | +msgstr "コマンドラインオプションは I<GNU gzip> のオプションに意図的に似せてあるが、同じではない。" | |
260 | 238 | |
261 | 239 | #. type: Plain text |
262 | 240 | #: original/man1/bzip2.1:59 |
@@ -270,14 +248,7 @@ msgid "" | ||
270 | 248 | "preserving original file names, permissions, ownerships or dates in " |
271 | 249 | "filesystems which lack these concepts, or have serious file name length " |
272 | 250 | "restrictions, such as MS-DOS." |
273 | -msgstr "" | |
274 | -"I<bzip2> はコマンドラインのフラグを伴ったファイル名のリストを受け取る。 各" | |
275 | -"ファイルは、\"original_name.bz2\" という名前の 圧縮されたファイルに置き換えら" | |
276 | -"れる。 圧縮ファイルの修正日・アクセス権・(設定可能な場合の) 所有者は、 元の" | |
277 | -"ファイルと同じになる。 これにより、伸長時に属性が正しく復元される。 ファイル" | |
278 | -"名の操作は、 元のファイル名・アクセス権・所有者を保存する仕組みが ファイルシ" | |
279 | -"ステムになかったり、 MS-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 " | |
280 | -"とても面倒である。" | |
251 | +msgstr "I<bzip2> は、 コマンドラインフラグとファイル名のリストを受け取る。 各ファイルは、\"original_name.bz2\" という名前の圧縮されたファイルに置き換えられる。 各圧縮ファイルの修正日、アクセス権、 (設定可能な場合の) 所有者は、 元のファイルと同じになる。 これにより、伸長時に属性が正しく復元される。 ファイル名の操作は、 元のファイル名、アクセス権、所有者を保存する仕組みがファイルシステムになかったり、 MS-DOS のように深刻なファイル名の長さ制限があるために、 とても面倒である。" | |
281 | 252 | |
282 | 253 | #. type: Plain text |
283 | 254 | #: original/man1/bzip2.1:65 |
@@ -295,10 +266,7 @@ msgid "" | ||
295 | 266 | "standard output. In this case, I<bzip2> will decline to write compressed " |
296 | 267 | "output to a terminal, as this would be entirely incomprehensible and " |
297 | 268 | "therefore pointless." |
298 | -msgstr "" | |
299 | -"ファイル名が指定されない場合、 I<bzip2> 標準入力を圧縮して標準出力に書き出" | |
300 | -"す。 この場合、 I<bzip2> は圧縮された出力を端末には書き出さない。 なぜなら、" | |
301 | -"この出力は全く分かりにくくて、無駄なものだからである。" | |
269 | +msgstr "ファイル名が指定されない場合、 I<bzip2> は標準入力を圧縮して標準出力に書き出す。 この場合、 I<bzip2> は圧縮された出力を端末には書き出さない。 なぜなら、この出力は全く分かりにくくて、無駄なものだからである。" | |
302 | 270 | |
303 | 271 | #. type: Plain text |
304 | 272 | #: original/man1/bzip2.1:85 |
@@ -323,11 +291,11 @@ msgid "" | ||
323 | 291 | " filename.tbz becomes filename.tar\n" |
324 | 292 | " anyothername becomes anyothername.out\n" |
325 | 293 | msgstr "" |
326 | -" filename.bz2 は filename になる。\n" | |
327 | -" filename.bz は filename になる。\n" | |
328 | -" filename.tbz2 は filename.tar になる。\n" | |
329 | -" filename.tbz は filename.tar になる。\n" | |
330 | -" anyothername は anyothername.out になる。\n" | |
294 | +" filename.bz2 は filename になる。\n" | |
295 | +" filename.bz は filename になる。\n" | |
296 | +" filename.tbz2 は filename.tar になる。\n" | |
297 | +" filename.tbz は filename.tar になる。\n" | |
298 | +" anyothername は anyothername.out になる。\n" | |
331 | 299 | |
332 | 300 | #. type: Plain text |
333 | 301 | #: original/man1/bzip2.1:104 |
@@ -371,14 +339,7 @@ msgid "" | ||
371 | 339 | "compressed file representations. Such a stream can be decompressed " |
372 | 340 | "correctly only by I<bzip2> version 0.9.0 or later. Earlier versions of " |
373 | 341 | "I<bzip2> will stop after decompressing the first file in the stream." |
374 | -msgstr "" | |
375 | -"-c フラグを指定することにより、 圧縮・伸長されたファイルを標準出力に書き出す" | |
376 | -"こともできる。 このフラグを指定して、複数のファイルを圧縮・伸長することができ" | |
377 | -"る。 結果の出力は標準出力に順番に書き出される。 この方式による複数ファイルの" | |
378 | -"圧縮では、 複数圧縮ファイル表現を含むストリームが生成される。 このようなスト" | |
379 | -"リームは、 バージョン 0.9.0 以降の I<bzip2> でしか正しく伸長できない。 これよ" | |
380 | -"り前のバージョンの I<bzip2> ではストリーム中の最初のファイルを伸長した後に停" | |
381 | -"止する。" | |
342 | +msgstr "-c フラグを指定することにより、 圧縮・伸長されたファイルを標準出力に書き出すこともできる。 このフラグを指定して、複数のファイルを圧縮・伸長することもできる。 結果の出力は標準出力に順番に書き出される。 この方式による複数ファイルの圧縮では、 複数圧縮ファイル表現を含むストリームが生成される。 このようなストリームは、 バージョン 0.9.0 以降の I<bzip2> でしか正しく伸長できない。 これより前のバージョンの I<bzip2> ではストリーム中の最初のファイルを伸長した後に停止する。" | |
382 | 343 | |
383 | 344 | #. type: Plain text |
384 | 345 | #: original/man1/bzip2.1:136 |
@@ -395,10 +356,7 @@ msgid "" | ||
395 | 356 | "I<bzip2> will read arguments from the environment variables I<BZIP2> and " |
396 | 357 | "I<BZIP,> in that order, and will process them before any arguments read from " |
397 | 358 | "the command line. This gives a convenient way to supply default arguments." |
398 | -msgstr "" | |
399 | -"I<bzip2> は環境変数 I<BZIP2>, I<BZIP> からこの順番で引き数を読み込み、 コマン" | |
400 | -"ドラインから読み込まれた引き数よりも先に処理する。 これはデフォルトの引き数を" | |
401 | -"与える便利な方法である。" | |
359 | +msgstr "I<bzip2> は環境変数 I<BZIP2>, I<BZIP> からこの順番で引数を読み込み、 コマンドラインから読み込まれた引数よりも先に処理する。 これはデフォルトの引数を与える便利な方法である。" | |
402 | 360 | |
403 | 361 | #. type: Plain text |
404 | 362 | #: original/man1/bzip2.1:153 |
@@ -409,12 +367,7 @@ msgid "" | ||
409 | 367 | "the region of 50 bytes. Random data (including the output of most file " |
410 | 368 | "compressors) is coded at about 8.05 bits per byte, giving an expansion of " |
411 | 369 | "around 0.5%." |
412 | -msgstr "" | |
413 | -"圧縮後のファイルが元のファイルより少し大きくなる場合であっても、 圧縮は常に行" | |
414 | -"われる。 100 バイトより小さいぐらいのファイルは、圧縮によって大きくなる傾向が" | |
415 | -"ある。 なぜなら、この圧縮メカニズムが 定常的に 50 バイトのオーバーヘッドを持" | |
416 | -"つためである。 (大部分のファイル圧縮法による出力を含む) ランダムなデータは、 " | |
417 | -"1 バイト当たり約 8.05 ビットでコード化され、約 0.5% 大きくなる。" | |
370 | +msgstr "圧縮後のファイルが元のファイルより少し大きくなる場合であっても、 圧縮は常に行われる。 100 バイトより小さいぐらいのファイルは、圧縮によって大きくなる傾向がある。 なぜなら、この圧縮メカニズムが 50 バイトの固定サイズのオーバーヘッドを持つためである。 (大部分のファイル圧縮法による出力を含め) ランダムなデータは、 1 バイト当たり約 8.05 ビットで符号化され、約 0.5% 大きくなる。" | |
418 | 371 | |
419 | 372 | #. type: Plain text |
420 | 373 | #: original/man1/bzip2.1:172 |
@@ -428,15 +381,7 @@ msgid "" | ||
428 | 381 | "so it can only tell you that something is wrong. It can't help you recover " |
429 | 382 | "the original uncompressed data. You can use I<bzip2recover> to try to " |
430 | 383 | "recover data from damaged files." |
431 | -msgstr "" | |
432 | -"データ保護のための自己チェックとして、 I<bzip2> は 32 ビット CRC を破損した" | |
433 | -"ファイルを元のファイルと同じにするために使う。 これにより、圧縮データの破損と" | |
434 | -"まだ見つかっていない I<bzip2> のバグ (とても少ないことを期待する) からデータ" | |
435 | -"を保護することができる。 データの破損が検知されない確率は非常に少なく、 各" | |
436 | -"ファイル処理につき 40 億回に 1 回程度である。 しかし、このチェックは伸長のと" | |
437 | -"きにしか行われないので、 何か間違いがあることを知らせるだけである点に注意する" | |
438 | -"こと。 オリジナルの圧縮されていないデータを復元する助けにはならない。 破損し" | |
439 | -"たファイルからデータを復元するためには、 I<bzip2recover> を使うことができる。" | |
384 | +msgstr "データ保護のための自己チェックとして、 I<bzip2> は 32 ビット CRC を使って伸長されたファイルが元のファイルと同一であることを保証する。 これにより、圧縮データの破損や未知の I<bzip2> のバグ (めったにないことを期待する) からデータを保護できる。 データの破損が検知されない確率は非常に少なく、 各ファイル処理につき 40 億回に 1 回程度である。 しかし、このチェックは伸長時にしか行われないので、 何かおかしい点があることを知らせるだけである点に注意すること。 オリジナルの圧縮されていないデータを復元する助けにはならない。 I<bzip2recover> を使って、破損したファイルからのデータの復元を試すことができる。" | |
440 | 385 | |
441 | 386 | #. type: Plain text |
442 | 387 | #: original/man1/bzip2.1:179 |
@@ -445,11 +390,7 @@ msgid "" | ||
445 | 390 | "found, invalid flags, I/O errors, &c), 2 to indicate a corrupt compressed " |
446 | 391 | "file, 3 for an internal consistency error (eg, bug) which caused I<bzip2> to " |
447 | 392 | "panic." |
448 | -msgstr "" | |
449 | -"返り値: 正常終了の場合、0 が返される。 実行環境の問題 (ファイルがない・不正な" | |
450 | -"フラグ・ I/O エラーなど) がある場合、1 が返される。 破損した圧縮ファイルの場" | |
451 | -"合、2 が返される。 I<bzip2> にパニックを引き起こす内部整合性エラー (例えば、" | |
452 | -"バグ) の場合、3 が返される。" | |
393 | +msgstr "返り値: 正常終了の場合、0 が返される。 実行環境の問題 (ファイルがない、 不正なフラグ、 I/O エラーなど) がある場合、1 が返される。 破損した圧縮ファイルの場合、2 が返される。 I<bzip2> にパニックを引き起こす内部整合性エラー (バグなど) の場合、3 が返される。" | |
453 | 394 | |
454 | 395 | #. type: SH |
455 | 396 | #: original/man1/bzip2.1:180 |
@@ -537,10 +478,7 @@ msgid "" | ||
537 | 478 | "bzip2 normally declines to decompress files which don't have the correct " |
538 | 479 | "magic header bytes. If forced (-f), however, it will pass such files " |
539 | 480 | "through unmodified. This is how GNU gzip behaves." |
540 | -msgstr "" | |
541 | -"通常 bzip2 は正しいマジックヘッダバイトを持たないファイルを伸長しない。 ただ" | |
542 | -"し (-f) で強制すれば、これらのファイルも修正せずに通過させる。 これは GNU " | |
543 | -"gzip の動作と同じである。" | |
481 | +msgstr "通常 bzip2 は正しいマジックヘッダーバイトを持たないファイルを伸長しない。 ただし (-f オプションで) 強制すれば、これらのファイルも修正せずに通過させる。 これは GNU gzip の動作と同じである。" | |
544 | 482 | |
545 | 483 | #. type: TP |
546 | 484 | #: original/man1/bzip2.1:218 |
@@ -566,11 +504,7 @@ msgid "" | ||
566 | 504 | "decompressed and tested using a modified algorithm which only requires 2.5 " |
567 | 505 | "bytes per block byte. This means any file can be decompressed in 2300k of " |
568 | 506 | "memory, albeit at about half the normal speed." |
569 | -msgstr "" | |
570 | -"圧縮・伸長・テストの際のメモリ使用量を減らす。 1 ブロックバイト当たり 2.5 バ" | |
571 | -"イトしか必要としない 修正されたアルゴリズムを使って、 ファイルの伸長・テスト" | |
572 | -"が行われる。 全てのファイルが 2300kB のメモリで伸長できるが、 通常の速度の約" | |
573 | -"半分の速度になってしまう。" | |
507 | +msgstr "圧縮・伸長・テストの際のメモリ使用量を減らす。 1 ブロックバイト当たり 2.5 バイトしか必要としない修正版のアルゴリズムを使って、 ファイルの伸長・テストが行われる。 どのファイルでも 2300kB のメモリで伸長できるが、 通常の速度の約半分の速度になってしまう。" | |
574 | 508 | |
575 | 509 | #. type: Plain text |
576 | 510 | #: original/man1/bzip2.1:233 |
@@ -612,9 +546,7 @@ msgid "" | ||
612 | 546 | "Verbose mode -- show the compression ratio for each file processed. Further " |
613 | 547 | "-v's increase the verbosity level, spewing out lots of information which is " |
614 | 548 | "primarily of interest for diagnostic purposes." |
615 | -msgstr "" | |
616 | -"詳細表示モード -- 各ファイル処理について圧縮率を表示する。 さらに -v の数を増" | |
617 | -"やすと、詳細表示のレベルも上がり、 主に診断を目的とする多くの情報を書き出す。" | |
549 | +msgstr "詳細表示モード -- 処理された各ファイルについて圧縮率を表示する。 さらに -v の数を増やすと、詳細表示のレベルも上がり、 主に診断を目的とする多くの情報を書き出す。" | |
618 | 550 | |
619 | 551 | #. type: TP |
620 | 552 | #: original/man1/bzip2.1:242 |
@@ -625,7 +557,7 @@ msgstr "B<-L --license -V --version>" | ||
625 | 557 | #. type: Plain text |
626 | 558 | #: original/man1/bzip2.1:245 |
627 | 559 | msgid "Display the software version, license terms and conditions." |
628 | -msgstr "ソフトウェアのバージョン・ライセンス・配布条件を表示する。" | |
560 | +msgstr "ソフトウェアのバージョン、ライセンス、配布条件を表示する。" | |
629 | 561 | |
630 | 562 | #. type: TP |
631 | 563 | #: original/man1/bzip2.1:245 |
@@ -641,12 +573,7 @@ msgid "" | ||
641 | 573 | "best aliases are primarily for GNU gzip compatibility. In particular, --" |
642 | 574 | "fast doesn't make things significantly faster. And --best merely selects " |
643 | 575 | "the default behaviour." |
644 | -msgstr "" | |
645 | -"圧縮の場合、ブロックサイズを 100 k, 200 k .. 900 k に設定する。 伸長の場合、" | |
646 | -"何も影響を及ぼさない。 以下の「メモリ管理」セクションを参照すること。 --fast " | |
647 | -"と --best エイリアスは、 主として GNU gzip との互換性のためにある。 特に --" | |
648 | -"fast オプションで目に見えて速くなる訳ではない。 また --best は単にデフォルト" | |
649 | -"の動作を選択するだけである。" | |
576 | +msgstr "圧縮の場合、ブロックサイズを 100 k, 200 k .. 900 k に設定する。 伸長の場合、何も効果もない。 以下の「メモリ管理」セクションを参照すること。 --fast と --best エイリアスは、 主として GNU gzip との互換性のためにある。 特に --fast オプションで目に見えて速くなる訳ではない。 また --best は単にデフォルトの動作を選択するだけである。" | |
650 | 577 | |
651 | 578 | #. type: TP |
652 | 579 | #: original/man1/bzip2.1:253 |
@@ -660,10 +587,7 @@ msgid "" | ||
660 | 587 | "Treats all subsequent arguments as file names, even if they start with a " |
661 | 588 | "dash. This is so you can handle files with names beginning with a dash, for " |
662 | 589 | "example: bzip2 -- -myfilename." |
663 | -msgstr "" | |
664 | -"これ以降の引き数が、たとえダッシュで始まるものであっても、 ファイル名として扱" | |
665 | -"う。 これにより、ダッシュで始まる名前のファイルを扱うことができる。 例を挙げ" | |
666 | -"る: bzip2 -- -myfilename" | |
590 | +msgstr "これ以降の引数が、たとえダッシュで始まるものであっても、 ファイル名として扱う。 これにより、ダッシュで始まる名前のファイルを扱うことができる。 例を挙げる: bzip2 -- -myfilename" | |
667 | 591 | |
668 | 592 | #. type: TP |
669 | 593 | #: original/man1/bzip2.1:258 |
@@ -678,11 +602,7 @@ msgid "" | ||
678 | 602 | "coarse control over the behaviour of the sorting algorithm in earlier " |
679 | 603 | "versions, which was sometimes useful. 0.9.5 and above have an improved " |
680 | 604 | "algorithm which renders these flags irrelevant." |
681 | -msgstr "" | |
682 | -"これらのフラグは、バージョン 0.9.5 以降では余計なものである。 これらのフラグ" | |
683 | -"は、以前のバージョンでソートアルゴリズムの動作を 大雑把に制御するために提供さ" | |
684 | -"れたもので、時々は役立ったものである。 0.9.5 以降では、これらのフラグが無関係" | |
685 | -"になる 改良されたアルゴリズムが使われている。" | |
605 | +msgstr "これらのフラグは、バージョン 0.9.5 以降では余計なものである。 これらのフラグは、以前のバージョンでソートアルゴリズムの動作を 大雑把に制御するために提供されたもので、時々は役立ったものである。 0.9.5 以降では、これらのフラグが意味を持たない改良版のアルゴリズムが使われている。" | |
686 | 606 | |
687 | 607 | #. type: SH |
688 | 608 | #: original/man1/bzip2.1:265 |
@@ -702,21 +622,13 @@ msgid "" | ||
702 | 622 | "enough memory to decompress the file. Since block sizes are stored in " |
703 | 623 | "compressed files, it follows that the flags -1 to -9 are irrelevant to and " |
704 | 624 | "so ignored during decompression." |
705 | -msgstr "" | |
706 | -"I<bzip2> はブロック毎に大きなファイルを圧縮する。 ブロックサイズは、実行され" | |
707 | -"た結果の圧縮率と 圧縮・伸長に必要なメモリ使用量の両方に影響を及ぼす。 フラグ " | |
708 | -"-1 から -9 は、それぞれブロックサイズ 100,000 バイトから (デフォルトの) " | |
709 | -"900,000 バイトを指定する。 伸長時には、圧縮に使われたブロックサイズが圧縮ファ" | |
710 | -"イルのヘッダから読み込まれ、 I<bunzip2> はファイルを伸長するのにちょうど十分" | |
711 | -"なメモリを確保する。 ブロックサイズは圧縮ファイルに格納されているので、 伸長" | |
712 | -"時にはフラグ -1 から -9 は関係なく無視される。" | |
625 | +msgstr "I<bzip2> はブロック毎に大きなファイルを圧縮する。 ブロックサイズは、最終的な圧縮率と圧縮・伸長に必要なメモリ使用量の両方に影響を及ぼす。 フラグ -1 から -9 は、それぞれブロックサイズ 100,000 バイトから (デフォルトの) 900,000 バイトを指定する。 伸長時には、圧縮に使われたブロックサイズが圧縮ファイルのヘッダから読み込まれ、 I<bunzip2> はファイルを伸長するのにちょうど必要なメモリを確保する。 ブロックサイズは圧縮ファイルに格納されているので、 伸長時にはフラグ -1 から -9 は意味を持たず無視される。" | |
713 | 626 | |
714 | 627 | #. type: Plain text |
715 | 628 | #: original/man1/bzip2.1:281 |
716 | 629 | msgid "" |
717 | 630 | "Compression and decompression requirements, in bytes, can be estimated as:" |
718 | -msgstr "" | |
719 | -"圧縮・伸縮に必要なメモリ使用量 (バイト単位) は、 以下のように計算できる:" | |
631 | +msgstr "圧縮・伸縮に必要なメモリ使用量 (バイト単位) は、 以下のように推測できる:" | |
720 | 632 | |
721 | 633 | #. type: Plain text |
722 | 634 | #: original/man1/bzip2.1:283 |
@@ -742,12 +654,7 @@ msgid "" | ||
742 | 654 | "fact worth bearing in mind when using I<bzip2> on small machines. It is " |
743 | 655 | "also important to appreciate that the decompression memory requirement is " |
744 | 656 | "set at compression time by the choice of block size." |
745 | -msgstr "" | |
746 | -"大きいブロックサイズにすると、境界の返り値をすぐに減少させる。 大部分の圧縮" | |
747 | -"は、最初の 200kB から 300kB のブロックサイズでつくられる。 I<bzip2> をメモリ" | |
748 | -"の少ない計算機で使う場合は、 このことを覚えておく価値がある。 さらに、伸長に" | |
749 | -"必要なメモリは、圧縮時にブロックサイズを選択することで 設定される点を知ってお" | |
750 | -"くことも重要である。" | |
657 | +msgstr "大きいブロックサイズにすると、境界の返り値をすぐに減少させる。 大部分の圧縮は、最初の 200kB から 300kB のブロックサイズでつくられる。 I<bzip2> をメモリの少ない計算機で使う場合は、 このことを覚えておく価値がある。 さらに、伸長に必要なメモリは、 圧縮時のブロックサイズの選択で決まる点を知っておくことも重要である。" | |
751 | 658 | |
752 | 659 | #. type: Plain text |
753 | 660 | #: original/man1/bzip2.1:304 |
@@ -758,12 +665,7 @@ msgid "" | ||
758 | 665 | "approximately half this amount of memory, about 2300 kbytes. Decompression " |
759 | 666 | "speed is also halved, so you should use this option only where necessary. " |
760 | 667 | "The relevant flag is -s." |
761 | -msgstr "" | |
762 | -"デフォルトの 900kB ブロックサイズで圧縮されたファイルに対して、 I<bunzip2> は" | |
763 | -"伸長時に約 3700kB のメモリを必要とする。 4MB のメモリの計算機でファイル伸長を" | |
764 | -"サポートするには、 I<bunzip2> このメモリ量の約半分、約 2300kB を使って伸長す" | |
765 | -"るオプションがある。 伸長速度も半分になるので、このオプションは必要な場合にの" | |
766 | -"み使うべきである。 関連するフラグとして -s がある。" | |
668 | +msgstr "デフォルトの 900kB ブロックサイズで圧縮されたファイルに対して、 I<bunzip2> は伸長時に約 3700kB のメモリを必要とする。 4MB のメモリの計算機でどんなファイルでも伸長できるようにするため、 I<bunzip2> このメモリ量の約半分、約 2300kB を使って伸長を行うオプションがある。 伸長速度も半分になるので、このオプションは必要な場合にのみ使うべきである。 関連するフラグとして -s がある。" | |
767 | 669 | |
768 | 670 | #. type: Plain text |
769 | 671 | #: original/man1/bzip2.1:308 |
@@ -787,14 +689,7 @@ msgid "" | ||
787 | 689 | "memory, but only touch 400k + 20000 * 8 = 560 kbytes of it. Similarly, the " |
788 | 690 | "decompressor will allocate 3700k but only touch 100k + 20000 * 4 = 180 " |
789 | 691 | "kbytes." |
790 | -msgstr "" | |
791 | -"他に重要な点が単一のブロックに適用される。 -- つまり、入手する大部分のファイ" | |
792 | -"ルは、 大きいブロックサイズを使っているということである。 このファイルのサイ" | |
793 | -"ズはブロックサイズより小さいので、 実際のメモリ使用量はファイルサイズに比例す" | |
794 | -"る。 例えば、20,000 バイト (20kB) のファイルを -9 フラグで圧縮する場合、 " | |
795 | -"7600kB のメモリが確保されるが、400k + 20000 * 8 = 560kB しか使用しない。 同様" | |
796 | -"に、伸長時には 3700kB が確保されるが、 100k + 20000 * 4 = 180 kB しか使用しな" | |
797 | -"い。" | |
692 | +msgstr "単一ブロックに収まるようなファイルに関しては、重要な点がもう一つある。 入手するほとんどのファイルは、 大きいブロックサイズを使っている。 このファイルのサイズはブロックサイズより小さいので、 実際のメモリ使用量はファイルサイズに比例する。 例えば、20,000 バイト (20kB) のファイルを -9 フラグで圧縮する場合、 7600kB のメモリが確保されるが、400k + 20000 * 8 = 560kB しか使用しない。 同様に、伸長時には 3700kB が確保されるが、 100k + 20000 * 4 = 180 kB しか使用しない。" | |
798 | 693 | |
799 | 694 | #. type: Plain text |
800 | 695 | #: original/man1/bzip2.1:324 |
@@ -873,11 +768,7 @@ msgid "" | ||
873 | 768 | "pattern, which makes it possible to find the block boundaries with " |
874 | 769 | "reasonable certainty. Each block also carries its own 32-bit CRC, so " |
875 | 770 | "damaged blocks can be distinguished from undamaged ones." |
876 | -msgstr "" | |
877 | -"各ブロックの圧縮された表現は、48 ビットのパターンで区切られる。 このパターン" | |
878 | -"により、論理的な確実性を持ってブロック境界を見つけることができる。 各ブロック" | |
879 | -"にはそれぞれの 32 ビット CRC があるので、 破損したブロックは破損していないも" | |
880 | -"のと区別できる。" | |
771 | +msgstr "各ブロックの圧縮された表現は、48 ビットのパターンで区切られる。 このパターンにより、妥当な確実性でブロック境界を見つけることができる。 各ブロックにはそれぞれの 32 ビット CRC があるので、 破損したブロックは破損していないものと区別できる。" | |
881 | 772 | |
882 | 773 | #. type: Plain text |
883 | 774 | #: original/man1/bzip2.1:360 |
@@ -886,10 +777,7 @@ msgid "" | ||
886 | 777 | "in .bz2 files, and write each block out into its own .bz2 file. You can " |
887 | 778 | "then use I<bzip2> -t to test the integrity of the resulting files, and " |
888 | 779 | "decompress those which are undamaged." |
889 | -msgstr "" | |
890 | -"I<bzip2recover> は、.bz2 ファイルの各ブロックを検索し、 それ独自の .bz2 ファ" | |
891 | -"イルに各ブロックを書き出す。 ユーザーは、 I<bzip2> -t を使って得られたファイ" | |
892 | -"ルの完全性をテストし、 破損していないファイルとして伸長できる。" | |
780 | +msgstr "I<bzip2recover> は簡単なプログラムで、.bz2 ファイルの各ブロックを検索し、 それ独自の .bz2 ファイルに各ブロックを書き出す。 ユーザーは、 I<bzip2> -t を使って得られたファイルの完全性をテストし、 破損していないファイルとして伸長できる。" | |
893 | 781 | |
894 | 782 | #. type: Plain text |
895 | 783 | #: original/man1/bzip2.1:369 |
@@ -900,12 +788,7 @@ msgid "" | ||
900 | 788 | "the use of wildcards in subsequent processing -- for example, \"bzip2 -dc " |
901 | 789 | "rec*file.bz2 E<gt> recovered_data\" -- processes the files in the correct " |
902 | 790 | "order." |
903 | -msgstr "" | |
904 | -"I<bzip2recover> は、破損したファイルを唯一の引き数として受け取り、 抽出された" | |
905 | -"ブロックを含んだ \"rec00001file.bz2\", \"rec00002file.bz2\", ..., という多く" | |
906 | -"のファイルを書き出す。 出力ファイルの名前は、 その後の処理でワイルドカードが" | |
907 | -"使えるように設計されている -- 例えば、 \"bzip2 -dc rec*file.bz2 E<gt> " | |
908 | -"recovered_data\" -- とすれば、ファイルを正しい順番で処理することができる。" | |
791 | +msgstr "I<bzip2recover> は、破損したファイルの名前を唯一の引数として受け取り、 \"rec00001file.bz2\", \"rec00002file.bz2\", ..., という、抽出されたブロックが入ったファイルをたくさん書き出す。 出力ファイルの名前は、 その後の処理でワイルドカードが使えるように設計されている -- 例えば、 \"bzip2 -dc rec*file.bz2 E<gt> recovered_data\" -- とすれば、ファイルを正しい順番で処理することができる。" | |
909 | 792 | |
910 | 793 | #. type: Plain text |
911 | 794 | #: original/man1/bzip2.1:378 |
@@ -915,12 +798,7 @@ msgid "" | ||
915 | 798 | "single-block files, since a damaged block cannot be recovered. If you wish " |
916 | 799 | "to minimise any potential data loss through media or transmission errors, " |
917 | 800 | "you might consider compressing with a smaller block size." |
918 | -msgstr "" | |
919 | -"大きな .bz2 ファイルには多くのブロックが含まれているので、 I<bzip2recover> " | |
920 | -"は、ほとんどの場合、このようなファイルを扱うために使われる。 1 ブロックが全て" | |
921 | -"破損したブロックは復元できないので、 このようなファイルに対して使うのは明らか" | |
922 | -"に無駄である。 メディアエラーや転送エラーによる潜在的なデータ損失を少なくした" | |
923 | -"いなら、 小さいブロックサイズで圧縮することを考えた方が良い。" | |
801 | +msgstr "ほとんどの場合、 I<bzip2recover> が使われるのは、大きな .bz2 ファイルに対してである。 大きな .bz2 ファイルにはブロックが多く含まれているからである。 1 ブロックで構成されるファイルが破損した場合に使っても明らかに無駄である。 破損したブロックは復元できないからである。 メディアエラーや転送エラーによる潜在的なデータ損失を少なくしたいなら、 小さいブロックサイズで圧縮することを考えた方が良い。" | |
924 | 802 | |
925 | 803 | #. type: SH |
926 | 804 | #: original/man1/bzip2.1:379 |
@@ -939,14 +817,7 @@ msgid "" | ||
939 | 817 | "compression time is in the region of 10:1. For previous versions, this " |
940 | 818 | "figure was more like 100:1. You can use the -vvvv option to monitor " |
941 | 819 | "progress in great detail, if you want." |
942 | -msgstr "" | |
943 | -"圧縮のソートフェーズでは、ファイル中の同一の文字列を集める。 そのた" | |
944 | -"め、\"aabaabaabaab ...\" のように (数百回) 同じシンボルが長く繰り返されてい" | |
945 | -"るファイルは、 通常のものより圧縮が遅くなる。 バージョン 0.9.5 以降では以前の" | |
946 | -"バージョンに比べると、この点が良くなっている。 圧縮時間の最も悪い場合と平均の" | |
947 | -"場合の比率は、10:1 の範囲である。 以前のバージョンでは、この比率は 100:1 で" | |
948 | -"あった。 もし見てみたいなら、-vvvv オプションを使って、 詳細な圧縮過程の進行" | |
949 | -"を見ることができる。" | |
820 | +msgstr "圧縮のソートフェーズでは、ファイル内の同一の文字列を集める。 そのため、\"aabaabaabaab ...\" のように同じシンボルが (数百回) 長く繰り返されているファイルは、 通常のものより圧縮が遅くなる。 バージョン 0.9.5 以降ではそれ以前のバージョンに比べると、この点が良くなっている。 圧縮時間の最も悪い場合と平均の場合の比率は、10:1 の範囲である。 以前のバージョンでは、この比率は 100:1 であった。 もし見てみたいなら、-vvvv オプションを使って、 詳細な圧縮過程の進行を見ることができる。" | |
950 | 821 | |
951 | 822 | #. type: Plain text |
952 | 823 | #: original/man1/bzip2.1:390 |
@@ -983,10 +854,7 @@ msgid "" | ||
983 | 854 | "I/O error messages are not as helpful as they could be. I<bzip2> tries hard " |
984 | 855 | "to detect I/O errors and exit cleanly, but the details of what the problem " |
985 | 856 | "is sometimes seem rather misleading." |
986 | -msgstr "" | |
987 | -"I/O エラーのメッセージは、それほど役立たない。 I<bzip2> は、できるだけ I/O エ" | |
988 | -"ラーを検知して正しく終了しようとする。 しかし、何が問題なのかの詳細は、ときど" | |
989 | -"きかなり間違ったものに見える。" | |
857 | +msgstr "I/O エラーのメッセージは、それほど役立たない。 I<bzip2> は、できるだけ I/O エラーを検知してきれいに終了しようとする。 しかし、何が問題なのかの詳細は、時としてかなり誤解しやすいものに見える。" | |
990 | 858 | |
991 | 859 | #. type: Plain text |
992 | 860 | #: original/man1/bzip2.1:416 |
@@ -1017,15 +885,14 @@ msgid "" | ||
1017 | 885 | "version if you can recompile it with MaybeUInt64 set to be an unsigned 64-" |
1018 | 886 | "bit integer." |
1019 | 887 | msgstr "" |
1020 | -"1.0.2 以前の I<bzip2recover> は、圧縮ファイルでのビット位置を表現するため" | |
1021 | -"に、\n" | |
888 | +"1.0.2 より前の I<bzip2recover> は、圧縮ファイルでのビット位置を表現するために、\n" | |
1022 | 889 | "32 ビット整数を使っていた。そのため 512MB 以上の圧縮ファイルを扱えない。\n" |
1023 | -"バージョン 1.0.2 とそれ以降では、 512MB 以上の圧縮ファイルをサポート可能な\n" | |
1024 | -"プラットフォーム (GNU がサポートするターゲットと Windows) では、\n" | |
1025 | -"64 ビット整数を使用している。この制限ありで bzip2recover がビルドされて\n" | |
1026 | -"いるかを確認するには、bzip2recover 引き数なしで実行すればよい。\n" | |
890 | +"バージョン 1.0.2 以降では、 64 ビット整数をサポート可能なプラットフォーム\n" | |
891 | +"(GNU がサポートするターゲットと Windows) では、 64 ビット整数を使用している。\n" | |
892 | +"この制限ありで bzip2recover がビルドされているかを確認するには、\n" | |
893 | +"bzip2recover を引数なしで実行すればよい。\n" | |
1027 | 894 | "少なくとも MaybeUInt64 を符号なし 64 ビット整数型に設定して再コンパイル\n" |
1028 | -"することにより、 非制限バージョンをビルドすることができる。" | |
895 | +"することにより、 制限のないバージョンをビルドすることができる。" | |
1029 | 896 | |
1030 | 897 | #. type: Plain text |
1031 | 898 | #: original/man1/bzip2.1:431 |
@@ -1054,16 +921,13 @@ msgid "" | ||
1054 | 921 | "gzip. Many people sent patches, helped with portability problems, lent " |
1055 | 922 | "machines, gave advice and were generally helpful." |
1056 | 923 | msgstr "" |
1057 | -"I<bzip2> に含まれているアイディアは、(少なくとも) 以下の方々のおかげである:\n" | |
924 | +"I<bzip2> に含まれているアイデアは、(少なくとも) 以下の方々のおかげである:\n" | |
1058 | 925 | "Michael Burrows, David Wheeler (ブロックソート変換),\n" |
1059 | -"David Wheeler (Huffman コード化についても),\n" | |
1060 | -"Peter Fenwick (オリジナルの I<bzip> における構造化コード化モデル、そして多く" | |
1061 | -"の改良),\n" | |
1062 | -"Alistair Moffat, Radford Neal, Ian Witten (オリジナルの I<bzip> における算術" | |
1063 | -"コード化)。\n" | |
1064 | -"私は、彼らの助け・サポート・助言に対して感謝している。\n" | |
1065 | -"ドキュメントのソースの場所については、ソース配布の中のマニュアルを参照するこ" | |
1066 | -"と。\n" | |
926 | +"David Wheeler (Huffman 符号化についても),\n" | |
927 | +"Peter Fenwick (オリジナルの I<bzip> における構造化符号化モデル、そして多くの改良),\n" | |
928 | +"Alistair Moffat, Radford Neal, Ian Witten (オリジナルの I<bzip> における算術符号化)。\n" | |
929 | +"私は、彼らの助け、サポート、助言に対して感謝している。\n" | |
930 | +"ドキュメントのソースの場所については、ソース配布の中のマニュアルを参照すること。\n" | |
1067 | 931 | "Christian von Roques は、圧縮速度の向上のために、\n" |
1068 | 932 | "より速いソートアルゴリズムを探すことを勧めてくれた。\n" |
1069 | 933 | "Bela Lubkin は、圧縮速度が最も遅い場合の改良を勧めてくれた。\n" |
@@ -1147,12 +1011,7 @@ msgid "" | ||
1147 | 1011 | "capable of displaying 24 lines, the default window size is 22 lines. Other " |
1148 | 1012 | "sequences which may be typed when I<bzmore> pauses, and their effects, are " |
1149 | 1013 | "as follows (I<i> is an optional integer argument, defaulting to 1) :" |
1150 | -msgstr "" | |
1151 | -"I<bzmore> は端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイ" | |
1152 | -"ル I</etc/termcap> を調べる。 24 行表示できる端末では、デフォルトのウインドウ" | |
1153 | -"サイズは 22 行である。 I<bzmore> が一時停止しているときに打つことのできる、 " | |
1154 | -"その他のシーケンスとその結果は次の通りである (I<i> はオプションの引き数 (整数" | |
1155 | -"値) で、デフォルトは 1 である)。" | |
1014 | +msgstr "I<bzmore> は端末の特性とデフォルトのウインドウサイズを決定するために、 ファイル I</etc/termcap> を調べる。 24 行表示できる端末では、デフォルトのウインドウサイズは 22 行である。 I<bzmore> が一時停止しているときに打つことのできる、 その他のシーケンスとその結果は次の通りである (I<i> はオプションの引数 (整数値) で、デフォルトは 1 である)。" | |
1156 | 1015 | |
1157 | 1016 | #. type: IP |
1158 | 1017 | #: original/man1/bzmore.1:52 |
@@ -1163,7 +1022,7 @@ msgstr "I<i\\|>E<lt>spaceE<gt>" | ||
1163 | 1022 | #. type: Plain text |
1164 | 1023 | #: original/man1/bzmore.1:56 |
1165 | 1024 | msgid "display I<i> more lines, (or another screenful if no argument is given)" |
1166 | -msgstr "I<i> 行分表示を進める (引き数が与えられない場合、1 画面分進める)。" | |
1025 | +msgstr "I<i> 行分表示を進める (引数が与えられない場合、1 画面分進める)。" | |
1167 | 1026 | |
1168 | 1027 | #. type: IP |
1169 | 1028 | #: original/man1/bzmore.1:57 |
@@ -1366,11 +1225,7 @@ msgid "" | ||
1366 | 1225 | "the user may hit the line kill character to cancel the numerical argument " |
1367 | 1226 | "being formed. In addition, the user may hit the erase character to " |
1368 | 1227 | "redisplay the --More-- message." |
1369 | -msgstr "" | |
1370 | -"コマンドはすぐに影響を及ぼす。 つまりキャリッジリターンを打つ必要はない。 " | |
1371 | -"ユーザーはコマンド文字そのものを打つ前に、 数値の引き数の入力をキャンセルする" | |
1372 | -"ために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは --続ける-- とい" | |
1373 | -"うメッセージを もう一度表示させるために、削除文字を打ち込むことができる。" | |
1228 | +msgstr "コマンドはすぐに影響を及ぼす。 つまりキャリッジリターンを打つ必要はない。 ユーザーはコマンド文字そのものを打つ前に、 数値の引数の入力をキャンセルするために、 キル文字を打ち込むことができる。 さらに、ユーザーは --続ける-- というメッセージを もう一度表示させるために、削除文字を打ち込むことができる。" | |
1374 | 1229 | |
1375 | 1230 | #. type: Plain text |
1376 | 1231 | #: original/man1/bzmore.1:136 |