[JM:02507] Re: 感想: 著者と作者

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Akihiro Motoki amoto****@gmail*****
2021年 6月 15日 (火) 15:26:59 JST


久しぶりに ML を見ました。

On Fri, Jun 4, 2021 at 8:14 AM matsuand <michio_matsu****@yahoo*****> wrote:
>
> matsuand です。
> GNU which.1 の校正確認を頂いた中からの感想です。
>
>
> ----- Original Message -----
> > From: Akihiro Motoki <amoto****@gmail*****>
> > To: matsuand <michio_matsu****@yahoo*****>; Linux JM discussion <linux****@lists*****>
> > Cc:
> > Date: 2021/6/1, Tue 20:42
> > Subject: [JM:02465] Re: [POST:DP] GNU which which.1
> ...
>
> >>  msgid "AUTHOR"
> >>  msgstr "著者"
> >
> > 「著者」になっていますが、これはマニュアルの著者であっているでしょうか?
> > AUTHOR(S) で、マニュアルの著者を載せている場合と、ソフトウェアの開発者を
> > 載せている場合があります。前者なら「著者」が自然で、後者なら「作者」などが
> > 自然です。訳すときは可能な限り確認するようにしています。
>
>
> このご指摘には違和感があります。
>
> 英文を読むユーザーは AUTHOR(S) という単語表記を見て、それが man ページ著者
> なのか、ソフトウェア開発者なのかを、読み取るでしょうか?
> そんなことはないですよね?
>
> 日本語翻訳では、原文に示されていない情報を、その開発コミュニティの実状まで
> 翻訳者が調べ上げて、その内容によって訳の仕方を切り分けているということで、
> これはやりすぎと思います。そもそも調べたら分かることですか?
>
> ですから本ご指摘に戻って申しますと、「著者となってますが..あっているでしょうか」
> のお答えは、「私は知りません」「調べていないのでわかりません」です。
> 私は翻訳者の作業はそこまでで十分と思います。
>
> ありきたりの訳としては「著者」であり、ひょっとしたら開発者かもしれないという
> ニュアンスを常々含めるのであれば「作者」とすることで、暗に開発者かもしれない
> という含みを持たせることができます。
> 後はそれをルール化するのか、個人の判断とするのか、くらいで。

普段は翻訳として気にする必要はないと思います。

英語だと、ソフトウェアの作者も、ページの著者も、どちらも author(s) です。
日本語だと著者をソフトウェアの開発者に使うことはほぼなく、
著者は文章を書いた人に使うことが多い、というのが私の認識です。

例えば、 https://man7.org/linux/man-pages/man8/iptables.8.html#AUTHORS の
AUTHORS は「作者」の方があうと思っています。

JM としては翻訳者に任せるでよいと思います。

matsuand さんがどの辺りまでを気にして分からなかったので
参考程度で書きました。書き方がよくなかった点はお詫びします。


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