[JM:02167] po4a に関する個人経験について

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matsuand michio_matsu****@yahoo*****
2021年 4月 30日 (金) 14:28:28 JST


はじめまして、matsuand と申します。今後作業貢献できるよう鋭意参加したく思っています。
過去メールを拝読し気にかかったところがあったため、ご留意いただけるような内容であれば幸いと思い、お伝えさせていただきます。po4a に関することです。
私見(個人的経験)では po4a は、使えなくはないものの、場合によっては破綻するかもしれない微妙なシステムであるとの認識を持っています。思い上がった指摘かもしれませんが、今後 po4a をお使いの上で利用を断念する場合もわずかながらある点をお心置きいただくのがよいかと考えています。
po4a はその名からわかるように gettext の PO の仕組みを4a(for all)、つまりすべてのものに拡張するという意図のもとに作られた"変換"システムと表現できます。このシステムの**考え方**はシステム翻訳する上で、この上なく的確であり効率的であり、システム翻訳にはこの考えを採用するのが至極当然、これ一択しかありえないとまで言えるものと個人的には解釈しています。
ただしそれはあくまで**考え方**(翻訳処理の進め方; PO部分)が優れているのであって、po4a というツールがすべてに的確であるかどうかは別の話になります。かつて個人的に hotdoc書式のドキュメントを po4a 利用により日本語訳化してみたのですが、途中で頓挫しました。po4a が元の文書を適切に拾い上げてくれないという場面に遭遇したのです。これは po4a のが十分に処理できない不備があるものと認識しています。また元の文書にない文章を追加したいような場合、po4a には文章追加を行う機能が備わっていますが、これが極端に難しい記法を強いられるため実用性にかなり難があります。
みなさまの実際の po4a 利用状況がよくわかっておりません。man ページやプレーンテキスト相当のものであれば、po4a は極めて効率よく便利に翻訳作業に活用できると思います。ただし万能ではなく、場合によっては足を引っ張られることがあるという点をご指摘させていただきます。
以上、よろしくお願いいたします。
matsuandmichio_matsuyama AT yahoo DOT co DOT jp
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