iノードキャッシュ

一度利用したiノードは、直ぐに再利用される可能性が高いためhashによりキャッシュしている。また、iノードは頻繁に更新されるが、毎回ディスクまで書き込みに行くと性能的に不利になるため、一般に遅延書き込みで実現されている。更新はされたがまだディスク上まで反映されていないiノードはDirtyの印がつけられた上でスーパブロックのdirtyリストにリンクされ、適当なタイミングで ディスクに書き戻される。(sync, umount処理など)

ディスク上の値と一致した値を持つiノードは、inode_in_useリストにリンクされている。

利用されていないiノードはフリーリストinode_unusedに繋げられている。伝統的UNIXと異なりhashとフリーリストの両方に継っているという状態は存在しない。

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(NIS)HirokazuTakahashi
2000年06月11日 (日) 22時29分57秒 JST
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